出場国個人的レビュー(F組編)
次はF組。
実はこのグループが面白かったりして。
<アルゼンチン>
11大会連続16回目の出場
<監督>アレハンドロ・サベージャ
90年代に入って以降、優勝候補に挙がっているにもかかわらず、
本題のパフォーマンスとはほど遠く、サポーターをがっかりさせているアルゼンチン。
クラブレベルでは結果を残しているリオネル・メッシを、代表レベルでは活かしきれてないのが実情。
それらを解消するために、イグアイン、アグエロとの3トップで一気に強襲をかける。
だが、守備陣の方はフェデリコ・フェルナンデスとエセキエル・ガライのコンビが経験不足で、
守備的MFでプレーしているマスケラーノを急造CBで起用することもあるか?
<この選手に注目!:エセキエル・ラベッシ>
現在パリ・サンジェルマンの再興に一役買っているのが、この高速ドリブラー。
ナポリ移籍時、あのディエゴ・マラドーナ以来の背番号10番を付けてプレーした位、期待が大きい。
’08年の北京夏季オリンピック・男子サッカーでは、アルゼンチンを金メダルに導いた。
現状ではメッシ、イグアイン、アグエロに割って入るのは難しいが、
スーパーサブとして起用すれば、ブレイク確実。
<ボスニア・ヘルツェコビナ>
初出場
<監督>サフェト・スシッチ
全32チーム中、唯一の初出場。
複雑な国内の政情に翻弄されながらも、イビチャ・オシム氏の後押しで快進撃を成し遂げ、
欧州予選でグループ1位を獲得した。
チームを支えるのは、ミシモビッチとピアニッチの攻撃的MFコンビ。
パスのミシモビッチと、制度の高いキックのピアニッチでチャンスを演出し、前線のジェコを活かす。
だがDF陣のタレント力は高くないのが玉にキズ。
<この選手に注目!:ミラレム・ピアニッチ>
現役時代はテクニシャンだったスシッチ監督の後継者といえるのがこの選手。
14才でフランスのFCメスの下部組織に入り、メキメキとサッカーセンスが開花。
’07年にセンセーショナルなデビューを果たすも、クラブが2部降格してしまい、
リヨンに移籍、そこでも主力選手として活躍し、現在はASローマ所属。
制度の高いキックは、相手にとっては脅威かも。
↑白札の常連が、念願のキラ昇格。
<イラン>
2大会ぶり4回目の出場
<監督>カルロス・ケイロス
ポルトガルの”黄金世代”の礎を築きあげたカルロス・ケイロスを監督に迎え、
トレンドというべき4-1-4-1で戦うイラン。
トップ下の攻撃的MFにはいい人材が多くいるものの、平均年齢が高い事が不安材料。
CBも不安だらけで、早々に消える可能性は高いな(酷)
<この選手に注目!:ジャバド・ネクナム>
FIFAワールドカップ(TM)出場は’06年のドイツ大会以来となるのが、、この選手。
前回の南アフリカ大会でのアジア予選では、チームを救うゴールをバンバン挙げたものの、
本大会出場を逃した。
リーガ・エスパニョーラでプレーした経験もあり、酷い状況のチームの救世主となるか。
<ナイジェリア>
2大会連続5回目の出場
<監督>ステファン・ケシ
90年代の勢いは失われた感があるものの、柔軟なテクニックと高い身体能力は健在。
’13年のアフリカネイションズカップで優勝した勢いで、本大会に挑む。
かつての代表キャプテンだったケシ監督の下、選手全員に規律を課し、結束力はピカイチ。
代表選手も、欧州各国でプレーしており、面白いサッカーが展開される事は保証する。
<この選手に注目!:ジョン・オビ・ミケル>
所属するチェルシーでは純然たるアンカーだが、ベンチを温めることもしばしば。
代表では攻守のキーマンとして獅子奮迅の活躍を見せている。
攻撃的なプレーも武器としており、中盤の底から中距離のパスを繰り出す事が出来るぞ。
前回大会、怪我で棒に振った分、今回の大会で大暴れしてくれ。
【この組での注目カード】
ナイジェリアvsアルゼンチン
6月26日深夜(日本時間)
メッシ、ガーゴ、ディ・マリアのアルゼンチンと、ミケル、ムサ、モーゼスのナイジェリア。
テクニシャン揃いの両国のポゼッション争いは屈指の好カードになること間違いない。
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