田中聖と池端慎之介☆が活き活きしていた。
土曜の疲れが残ったまま、日曜日はWヘッダー敢行。
まず見たのが、”おしゃべりクソ野郎”品川ヒロシ監督の第3作「サンブンノイチ」。
角川文庫創刊65周年記念作品という、何とも中途半端な区切りの記念作品。
「悪夢のエレベーター」の木下半太が、
15年前、美術セットを作る金がない、役者も足りない状況で、
一切の負担を軽減するような三人芝居を書いたのが、この映画の原作。
川崎市のキャバクラを舞台に、
川崎競馬場でキャバクラの売上金を全額紛失した雇われ店長と、
元族上がりでとてもキレやすい、ギャンブル癖のボーイと、
経営が赤字で一家離散寸前の常連客のメタボ社長が、
銀行強盗に成功したものの、強奪した金の分け前を巡り衝突、揉め合いになり、
さらにその強奪した金をつけ狙う外野まで乱入し、
二転三転の騙し合いが展開される事に。
藤原竜也、田中聖、ブラックマヨネーズの小杉竜一、
バラエティに富んだ三人の裏のかき合いが展開されるんですが、
さすが漫才師出身の品川監督。
役者に圧倒的な量のシナリオを相当なスピードでべしゃりまくり、
独特のテンポを生んでいたわ。
この映画では、ボーイ役の田中聖が、酔っ払った客のグループ相手に大立ち回りし、
ピアノのBGMと上手に噛みあっていたわ。
撮影後、規約違反でジャニーズ事務所を解雇されるが、
この名演が、人生最高の演技だったんじゃないかなと思うんだよね。
(自己都合満足)
また、闇金役の池畑慎之介☆(ピーター)が妙に役にマッチしていたわ。
こんなに活き活きしていたの、黒澤明監督の「乱」(’85)以来やわ。
◆シネコンのオンライン予約、クレジットカードが必要でしょ!だったら年会費永年無料の楽天カード ◆