“2強フットボール”解消のためには・・・
今シーズンのリーガ・エスパニョーラ、バルセロナが2年ぶり22回目の優勝を決めた。
土曜の試合で、レアル・マドリッドが引き分け、2試合未消化、勝ち点差が10に広がった事が原因。
今シーズンより指揮をとったティト・ビラノバは、
アシスタントコーチとして昨シーズンまで指揮したジョゼップ・グアルディオラに師事し、
路線継承するかと思ったら、ゼロから再構築し、戦いに挑んだが、
どうもグアルディオラみたいにはいかなかったようで、
スペイン国王杯、UEFAチャンピオンズリーグでも思うような戦いが出来ず、
さらに、エースのリオネル・メッシの負傷離脱で、”メッシ頼み”を露呈してしまったようだ。
自分のスタイルを強調したがっているのはわかるが、
ゼップ体制で本来の”美しく戦う”スタイルを取り戻したバルサを台無しにしたのは否めない。
そんなことより、ここ近年のリーガ・エスパニョーラは、
バルサとレアル・マドリッドによる“2強フットボール”の様相を呈し、
3位以下のチームとの戦力格差、収入格差を大きく生んでしまっているようだ。
いくらプロサッカーリーグが戦力獲得手段、収入獲得手段に於いて自由だからと言って、
バルサとレアルのやり口には、どうも行き過ぎた感が否めないんだよね。
このままだとリーガ・エスパニョーラは、
アメリカ・メジャーベースボールの二の舞になるのがオチでしょうね。
サラリーキャップ制導入を巡り、メジャーベースボール機構と選手会側が対立し、
長期のストライキに発展し、第2次世界大戦中でも行われたワールドシリーズが中止に追い込まれた。
リーガ・エスパニョーラも、サラリーキャップ制度導入が妥当かもしれないが、
’11-’12シーズン、報酬未払いを巡りリーグ側と選手会が対立し、
開幕からの数試合が延期になるという事態を引き起こしており、
リーグ側がサラリーキャップ制度導入を決めたら、選手会の猛反発は避けられない。
(というより、選手会側の「もらいすぎ」にも問題があるが。)
リーガ・エスパニョーラに“究極の選択”が突き付けられるのは時間の問題でしょうな。
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