【J特】不連続コラム「1年でJ1に戻る為に」第6回
ガンバ大阪は元日の天皇杯決勝戦後、新監督に長谷川健太の就任を正式発表した。
さくらももこの漫画「ちびまる子ちゃん」に登場した長谷川健太は、
現役時代は日産自動車サッカー部(現:横浜M)→清水と渡り、日本代表も経験した。
’99年の引退後は、5年間浜松大学サッカー部の監督を務めたのち、
’05年に清水の監督に就任。(’04年に日本協会が定めたS級指導者ライセンスを取得)
’05-’06の天皇杯準優勝から、4-1-2-3のゾーンディフェンス&アンカーシステムが機能し、
就任期間では、リーグ戦では優勝争いに加わるものの、優勝に手が届かず、
天皇杯、ヤマザキナビスコカップでも、準優勝が精一杯。
その一方で、若手を積極起用し、清水の世代交代を成功に導いていることも、
監督選考の決め手になった。
そこでだ、長谷川新監督への注文は、
世代交代の促進
そもそもガンバ大阪は下部組織が充実しているものの、トップチームに昇格しても、
助っ人外国人や”移籍組”に阻まれていて、燻っているのが現実。
”大卒組”だってそう。
’11年に入団した”大卒三羽ガラス”のうち、飛躍したのは藤春だけで、
川西、金はそこそこ起用しているものの、燻っている感が否めないし、
昨年入団した阿部もね、いまいちの感が否めなかった。
お陰で主力選手は“おっさん化”が進行。
あ~こりゃこりゃ。
さらに、日本代表に選出されている遠藤、今野も、
シーズン途中で欧州のクラブからのオファーが来ることもあり得る。
そこで浮上したのが、若手の底上げ。
Jリーグの公式戦の場合、ベンチに入れるのは先発11人+交代要員7人。
(うち外国人は最高3人+アジアサッカー連盟加盟国枠1名を入れる事が可。)
そこで外れた面々は野放し、飼い殺し状態になるよな。
そこでだ、万が一の為に居残り組を育成して、1ポジションに2名以上置く、
もしくはフレキシブルに1人で複数のポジションをこなせるようにする。
1つのポジションに固執しているヤツは即戦力外というように。
ガンバ大阪は下部組織の人間をトップチームに昇格させたことで、
00年代後半に黄金期が到来し、クラブを繁栄させたのだ。
それがなかったら、今頃J2の下位に沈み、
町田ゼルビアとともにJFL落ちの憂き目にあってたかも知れんぞ。
健太体制でガンバ大阪は息を吹き返せるのか。
最初の黄金期に別れを告げ、新たな黄金期を到来させる事は出来るのか。
期待大だ。
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