無邪気に振る舞う中山美穂に、見る価値あり。
日曜日、遅ればせながら、「新しい靴を買わなくちゃ」見てきたんだよね~
売れっ子脚本家の北川悦吏子が、初監督作「ハルフウェイ」に続き、
岩井俊二監督のサポートを得て、映画2作品目を手掛けたのがこの映画。
「Love Letter」でヒロインを好演し、現在はパリ在住の中山美穂と、
これまた売れっ子の向井理が共演し、パリの3日間を岩井監督自らカメラを回し、
ウィットにとんだ映画にしてくれました。
カメラマンのセンは、妹のスズメとパリに来たんだけど、
スズメ、兄をセーヌ川に放置プレイ。
いきなりこんなアヴァンギャルドな展開で始まったんですが、
そこに取材に行く途中で落ちていたセンのパスポートをヒールで踏んづけ足を滑らせたアオイに遭遇。
そこから3日間の恋が始まるのでした。
主な登場人物が5人だけという超ミニマムな編成で、全編パリロケ。
岩井監督のカメラワークと、坂本龍一とコトリンゴの音楽が、
映画でパリの空気を感じ取れるようになったんだよね。
ワタクシの萌えポイントは、中山美穂。
「Love Letter」のしっとり、おとなしいのとは正反対で、
わかりやすく言うならば「毎度お騒がせします」や「ビーバップ・ハイスクール」の様な、
無邪気で尖った10代の頃に立ち返った感があったんだよね。
作品全体の内容からしたら、興行収入なんてどうでもいい。
チーム全体、心から映画作りを楽しんでいる。
今回は東映が配給で、東映邦画系での公開でしたが、
ミニシアター的感覚の映画を、ブロックブッキング制でかけるなんて、
東映もとんだ大バクチ仕掛けたもんなぁ~
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