”キング・カズ”と”ザ・ラム” | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

”キング・カズ”と”ザ・ラム”

 日本マクドナルドと日本コカ・コーラは15日、開幕から20年目を迎えたJリーグを盛り上げる応援企画「マイJクラブ プログラム」を開始。元日本代表FW三浦知良(45)=横浜FC=らが発表イベントに特別ゲストとして出席した。
 5月15日は1993年にV川崎(現東京V)-横浜MのJリーグ開幕戦が行われた記念日。カズは赤いシャツをジャケットからのぞかせながら、「赤いスーツ(での登場)は30周年までとっておきます」と笑いを誘った。「20年はあっという間。自分がやれると思う限り、必要とされる限り(現役で)挑戦していきたい」と話した。
※サンスポ・ドットコム5月16日05:00更新分より引用。

”キング・カズ”のJリーグの20年は、栄光と挫折の歴史でもあった。
読売クラブ→ヴェルディ川崎の主力として加入。
’92ヤマザキナビスコカップ、’93・1st、’93年間王者獲得に貢献。
日本代表でも、脂の乗り切ったプレーを見せるも・・・

’94夏、セリエAの古豪ジェノアにリースで加入するも、不遇のシーズンに終わり、
1年でV川崎に復帰。
’96年にはJリーグ得点王を獲得。

’98、第1次岡田武史内閣からの非情な戦力外宣告と、
親会社撤退によるV川崎のリストラに遭遇し、クロアチア・リーグに移籍するが、
そこでも不遇のシーズンに終わり、1年で帰国。

’99、京都パープルサンガ(現:京都サンガFC)に加入し、
翌シーズン得点王争いに加わるが、クラブの方はJ2降格。戦力外に。

’01、ヴィッセル神戸に移籍し、主将としてチームを鼓舞し、存在感あふれるプレーをみせるが、
クラブが万年赤字の上、監督交代は日常茶番時、残留争いに巻き込まれ、
挙句の果てには構想外に。

神戸を追われる格好で、’05年7月、J2の横浜FCに移籍。
翌年のJ2優勝・J1昇格に精神面で貢献するも、1年でJ2にUターン。
現在のJ2暮らしに。

この波乱万丈の生きざまを見てみたら、
映画「レスラー」でミッキー・ロークが演じたプロレスラー、”ザ・ラム”とダブるんだよね。

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ミッキー・ローク演じるランディ・”ザ・ラム”・ロビンソンは、
80年代、アメリカの某メジャー団体で”スーパースター”として活躍したプロレスラー。
しかし、そんな栄光も今は昔で、老体に鞭を打ちながら、
小さな地方興行に出場して細々と現役を続ける不器用な男。
そんなある日、長年のステロイド常用がたたって心臓発作で倒れた”ザ・ラム”は、
ついに引退を余儀なくされることになるが・・・

引退後の戸惑い、不安、いら立ちの果てに、
死のリスクを冒してまで再びリングに立つ生きざまは、
「男には、輝ける舞台が必ずある」ことを印象付けたんだよね。
”ザ・ラム”は、プロレスのリング。
”キング・カズ”は、サッカーのピッチ。

”キング・カズ”だって、再び日本代表の青いユニフォームを着て、
大きな舞台のピッチに立ちたい!気持ちが強いんだよね。
気がつけば、ほぼ20年間、Jリーグで走り続けてきた。
日本のサッカー界に於いて、プロサッカー選手が引退する平均年齢は26歳だってことを考えたら、
”キング・カズ”は稀少なケース。
さらに年々、ゴール数が減少傾向にあることを考えたら、
今の年齢でゴールを決めた瞬間を生で見たら、3日間は無病息災らしい。
永田裕志の白目と同じ効果が得られるでしょうね(笑)



大の大人が夢見てどこが悪い。
挑戦したっていいじゃないか。
男には輝ける舞台が必ずある。



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