「JIN-仁-(幕末編)」第10話(最終章・前編)
やはり史実通りになってしまったか・・・
1867年(慶応3年)11月15日未明の寺田屋の庭。
暗殺を仕掛けた橘恭太郎から守るために、
東修介の一心不乱に振った剣が、龍馬の額を深く切った。
ショッキングな展開に、南方仁が叫んだ。
「龍馬さん!!!」
この事態に、仁は橘咲と佐分利祐輔の手を借りて、
寺田屋の一室で、頭がい骨骨折及び、大脳に損傷を追った龍馬の手術を。
改めて、仁は幕末に来た意義を知る。
坂本龍馬を蘇らせるために。
この時代では考えられない大がかりな頭部の手術は切り抜けたものの、
頭がい骨の一部を再度戻すため大腿部に入れる手術を行おうとしたところ、また頭部に激痛が!
仁は祐輔に指示を送り何とか切り抜けた。
手術から4日、龍馬が自発呼吸したが、まだこん睡状態のまま。
出来る限り、仁は出来る限り21世紀の日本と世界の話を語っていたが、頭痛が来た。
ってことは、頭痛がしない限り、歴史の修正力があるって事を感じた。
そんな時・・・
龍馬が目覚めた。
まさに奇跡だった。
仁は龍馬と未来を語り合うが、突然龍馬の容体が急変。
救命処置を施そうとするが、龍馬は手を出して拒んだ。
龍馬は残り少ない命を振りしぼり、
「優しゅうて、バカ正直な人間が、わろうて生きてゆける国を・・・」
と息を引き取った。
救命処置をほどこしながら、仁は必死な形相で「まだまだやらなきゃいけないことあるでしょ!」と、
後にこの国が混迷に陥る事を訴えた。
「もう(延命処置を)やめるぜよ。先生。ほれ、一緒に行くぜよ。」
坂本龍馬、没。
その頃、東修介は鴨川の河川敷で自決した。
本来なら、修介は第1話で死ぬはずだったが、仁に助けられ生き延びてきた。
そして、龍馬を誤って斬ってしまったことで、責任を感じたそうだ。
◆
一方の江戸では、偽のペニシリンの工法を教えたとして、山田順庵が拷問を受けていた。
勝海舟の屋敷では、勝海舟の元に、西洋医学所の松本良順と、医学館の多紀玄琰が来て、
皇女和宮暗殺(第2話&第3話参照)に似た事件の臭いを感じていた事を話していた。
そこで3者は作戦に打って出て、仁に恨みを持つ御家門の藩医・三隅俊斎を炙りだすことに成功した。
今回の一件により、江戸に帰って来たばかりの仁は、仁友堂を解散することを決断する。
全ては、ここから起こる国の混乱の事を思ってのことだった。
だが、仁友堂の面々は、解散を許さなかった。
たとえ厄病神でも鬼でも、仁についてゆくことに。
◆
もう今回の話は、ファンタジー色が強かった。
仁と龍馬のやり取りをみてマジで泣けてきたわ。
次回、激震の最終回へとなだれ込む。
大政奉還から、旧幕府と新政府の戦いの渦の真っただ中、
橘家は?!仁友堂は?!野風は?!幕末の偉人たちは?!
突然フラッシュバックに襲われた南方仁の運命は?!
最終回は2時間ブチ抜きでいくそうだ。
ワタクシの都合により、「JIN」追っかけ語りの更新は6月28日(火)夜なのでご注意を!
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