壮絶な戦いの後の、「完璧な答え」とは? | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

壮絶な戦いの後の、「完璧な答え」とは?

5月1日、映画の日(一部を除き1000円均一)なので、「GANTZ PERFECT ANSWER」を見に行ってきた。

1月に公開された「GANTZ」は爆発的なヒットを記録し、前作で残された謎が、「PA」で明らかになる。


まずは前作のおさらい。

就職活動に精を出している玄野計は、ある日、地下鉄の駅で幼馴染の加藤勝と再会するが、

ホームから転落した酔っぱらいを救うために、2人はホームから降り救助したものの、

逃げ遅れ、そのまま地下鉄車両に轢かれてしまうが、

謎の球体・ガンツによって、マンションの1室に召喚され、

玄野、加藤と同様に、一回「死んだ」者たちが、異形の者である”星人”退治に駆り出されることに。

前作、東京国立博物館での、おこりんぼう星人との壮絶な戦いの果てに、

加藤と、同じくガンツに召喚された岸本恵が戦死されたが、

何と結末で、加藤が・・・!


で、本作。

玄野は”星人”との戦いで得点を積み重ね、もうすぐ100点を迎えようとしていた。


ちなみに、「100点めにゅ~」は・・・

1.記憶を消されて開放される

2.好きな人を生き返らせる


同じ大学に通う漫画家志望の学生・小島多恵とのかけがえのない日々を送っていた。


その一方、小さなガンツ玉を送りつけられた、グラビアアイドルの鮎川映莉子は、

小さなガンツ玉の指示により、出された3人を何らかの方法で殺害。

しかも、その3人は、ガンツ部屋に送られることに。

(これがのちに、展開に大きく響くことになる!)

同様に、ガンツに召喚された者を追う、刑事の重田正光は、

謎の黒服・壱のアジトに乗り込み、付きとめようとした。


東京国立博物館で死んだはずの加藤が生きていた

謎の黒服の正体

鮎川映莉子に殺害された3人


そして、ガンツが突き付けた重大ミッション


なまえ こじま たえ

とくちょう よわい

すきなもの くろのくん


なぜ小島多恵が?!

ガンツに召喚された人たちに、選択の時が・・・

そして、ガンツに・・・


まだ原作漫画は、週刊ヤングジャンプで連載中ですが、

映画の方は、第1作が原作に沿ったものに対し、

第2作は、映画なりの「完璧な答え」を出して完結を迎える事になるため、

原作のファンを失望させない展開が要求されることに。


そして出された答えを見て思った。

東北地方太平洋沖地震でズタズタにされた日本に、


「生きろ。悔いなく生きろ。」


というメッセージを感じ取った。

ガンツに召喚された者やって、“星人”と戦い、100点とって、記憶消されて開放され、

日常に帰ってきたんだよ!

これは、犠牲者の遺族よ、犠牲者の分まで悔いなく生きようという、有意義なメッセージだったのかもしれない。


漫画作の映像化ラッシュが続いており、残された最後の秘境「GANTZ」が映像化された時は疑心暗鬼やった。

だが、日テレ映画の仕掛け人・奥田誠治の手腕と、完璧な映像作品に仕上げるためのチームが、

精一杯表現したことで、完成度の高いバトル・エンターテイメント・ムービーに昇華してくれた。


これは上半期を代表するというより、今年を代表する日本映画になるね。

今年秋公開されるはずだった「のぼうの城」が、史実の水攻めシーンが震災を連想させることから、

来年に公開延期され、これで今月以降、日本映画で本命は不在ってことになるでしょうかねぇ?



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