阿倍野を救うか、それとも・・・
26日開業する関西最大級の商業施設「あべのマーケットパーク キューズモール」(大阪市阿倍野区)が19日、報道関係者に公開された。約6万平方メートルの広大な売り場には、若者向けファッションゾーン「109」をはじめ国内最大級のユニクロや東急ハンズ、イトーヨーカドーなど254店が出店する。
運営する東急不動産の吉浦勝博・関西事業部統括部長は「天王寺駅や阿部野橋駅はターミナルでありながら居住者が多く、競争相手も少ない」と自信を見せる。初年度は売上高400億円を目指す。
同地区では、平成26年春に近鉄百貨店阿倍野本店が売り場面積10万平方メートルと国内最大級の百貨店としてリニューアルオープン。キューズモールの出現で顧客の奪い合いが懸念されるが、同百貨店の飯田圭児社長は「キタやミナミに劣らない商圏人口を抱えながら開発が遅れていた。キューズモールと一体となって阿倍野の集客力を高めたい」と歓迎する。
※MSN産経ニュース4月19日20:27更新分より一部引用。
阿倍野は、キタやミナミと比べて地味だが、人情味が残る場所。
そこに大型商業施設キューズモールが誕生する運びになった。
近くにシネコンがあるせいか、109シネマズの進出は噂に終わったが、
(キューズモールは東急色が強いからね・・・)
シネコンが外れても、中身が充実している。
その中でも注目が・・・
SHIBUYA 109
の進出。
ナニワギャルにとっては喜ばしい話題なんですが、
「SHIBUYA 109」と言えば、渋谷にあってこその、ストアブランド。
別に「SHIBUYA 109」にこだわらなくてもええんとちゃいますかねぇ。
「SHIBUYA 109」だけじゃない。
東京の家電専門店、ビッグカメラやヨドバシカメラが関西に進出した時にゃ、
日本橋でんでんタウンが戦々恐々で、これが原因で、でんでんタウンが委縮し、
倒産や規模を縮小した関西の家電大手があっただろうか・・・。
そんな中、唯一東証一部に上場しているJoshinは、
郊外店戦略や楽天市場に支店出店で生き残りを図っているからね。
その先駆的存在であるパルコやってそう。
心斎橋パルコは、開店当時、渋谷とは引けを取らないくらいのファッションブランドの店舗が多数入っていたが、
パルコの出資企業である森トラストグループ絡みで、
当時森トラストグループが株式を保有していた雑貨専門店LoFtがフロアの大半を占めたことで、
パルコらしさが消えた事が寂しく感じた。
(’07年に森トラストグループは、LoFtの全株式をミレニアムリテイリングに売却し、関係はない。)
地方の東京化傾向は、両刃の剣。
地元の個性を死滅させるか、親企業のギャンブルか。
どっちみち、日本人の東京一極化思想を取っ払わなければ、地方は疲弊する一方である。
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