品川ヒロシは山田洋次の継承者だ!
本日、ミナミのシネコンまで「漫才ギャング」を見に行ってきた。
意外にも20億円を稼ぎだした「ドロップ」に続く品川ヒロシ監督第2弾は、
今回もまた自らの小説を脚本に起こした意欲作。
しかも、佐藤隆太と上地雄輔が漫才コンビを組むというのだからインパクト絶大で、
最初から最後まで笑いっぱなしやったわ。
相方からコンビ解消を切りだされた売れない漫才師と、
ケンカに明け暮れた日常を送っているドレッドヘアの不良青年。
この2人が留置所で出会い、不良青年のツッコミセンスを見出し、新しい漫才コンビ”ドラゴンフライ”を結成。
そこから快進撃を遂げるはずだったが・・・
なぜかお約束的なお膳立てがしているアクションシーンは、カメラワークが秀逸で、
殴るときの効果音がドルビーデジタル5.1chサラウンドを伝わって感じたからね。
そこが良かったんですが、最も着目すべき点は、役者のせりふ回し。
シーンのほとんどが、ツーショットで、セリフ回しが漫才。
ご存じのとおり、品川ヒロシ監督は、タレント・品川祐として、
庄司智春と組んで、漫才コンビ、品川・庄司を組んでいる。
漫才のネタ作りの経験が映画に上手に生かされているからね。
漫才コンビの”夢のはかなさ”や、”産みの苦しみ”もきちんと描かれているのだから、
ついつい同情してしまうんだよね。
この漫才的なせりふ回しは、山田洋次監督の映画にも通じるモノがある。
山田監督は根っからの落語ファンで、映画でも、役者の落語的言い回しに、中毒性を持っていたからね。
品川ヒロシは、山田洋次の再来や。(って言っても、執筆時、山田監督は今も健在だから・・・)
でも、前半の**とか、***とかはいただけないなぁ。
昼飯用に持ってきたカレーパンが喰い辛くなるわ。
◆
しかしさぁ、見に行ったシネコンでは、別のスクリーンで「プリキュアオールスターズ」が上映されていて、
「漫才ギャング」で秋山竜次演じる、ガンダムネタを得意とするキモヲタネット芸人みたいなのが、
「プリキュアオールスターズ」に流れて行ったもんなぁ。
そいつらが、「プリキュアオールスターズ」をオカズにオナっているところを想像するとゾッとするよ!
「漫才ギャング」があれだけ面白かった事を考えたら、「プリキュアオールスターズ」なんてクソだよな。クソ!
(両作とも朝日放送が出資しているが、「漫才ギャング」を何故推さなかったのか腹立ってしゃーない!)
同じ日本人なら、クソアニメより、日本映画見ろよ!
最初からあきらめるのなら、北朝鮮とかに移動してくれない?