スペシャル春号2011(1)
まずは、3月11日昼に発生した東日本大震災、
被災者にはお見舞いを申し上げ、
震災犠牲者とその遺族には、ご冥福とお悔やみを申し上げます。
今日になっても、配送マヒからりぼスペ春号を入手していない”りぼんっ子”には申し訳ないが、
ネタばれに抵触する箇所が所々にあります。
その点を留意の上、ご一読を。
◆「神様なんて大キライ」(雪丸もえ)
「ひよ恋」での人見知りしやすい西山ひよりとは正反対に、
成績1位の常連で、いつも無表情の沢代華音は、新倉一成のちょっかいにも全く動じず。
実は華音は、一成の事が好きだったが、入学式で一成の「あんた変わってんな」の一言で傷つき、
以来無表情に。
男ってデリカシーが無い。
展開が進んだ末、一成からの意外な言葉に救われた感があった。
雪丸もえ自身、久々の読切はのびのびしていたもんなぁ。
◆「橘くんの攻略方法」(香純裕子)
扉の「2011年、もっとも抱かれたい男がここに!」に寒っ!
このお話のクソナル男、橘歩(たちばな あゆむ)を見て、NON STYLEの井上祐介かって!
思わず「何でそーなるの?!」の連発で吹いたわ。
◆「ぬくもりの庭」(込由野しほ)
込由野しほ2本責め1発目。
おそらく、込由野しほのこれまでのキャリアで、男子目線で語るのは初めてじゃないかなぁ。
中学の野球部に所属している湊明良は図書館の窓際に座っている少女が気になる。
ところが、明良が試合でエラーして足をくじいてしまい気持ちがヘコんでいたが、
図書館に赴く機会ができたことから・・・
男子目線なのに、”乙女ちっく”のスタンスを踏まえているから、
こんなに清々しく楽しめた事は及第点。
◆「ゆび先からくちづけ」(高野きか)
ヒロインの足、細っ!
史上3人目のりぼん漫画スクール最高賞・りぼん賞受賞作家のデビュー後の第1作。
全体を見たら、りぼん賞受賞に、余りにも浮かれすぎた感が出ていたなぁ。
2人目のあいな紗月同様、ギリチョンで最高賞とっちゃったから、モチベーションが一気に萎え、
燃え尽き症候群にかかったらそりゃ大変だもんなぁ。
サッカーに例えるなら、ここ最近のサッカーの、U-20日本代表と同じで、
調子に乗ったら、そのツケは大きく来るぞと。