【J特】大東チェアマンに、更なる緊急策を提案する。
J1鹿島は15日、3月中のJリーグ公式戦中止を受け、活動を再休止することを決定した。期間は未定で、放射能漏れの警戒も理由の1つという。オズワルド・オリベイラ監督(60)やブラジル人選手らは帰国し、日本人選手も安全な場所に移動するため、チームはいったん解散する。名古屋もドラガン・ストイコビッチ監督(46)の離日が決まるなど、動きは各クラブに波及している。
14日の練習再開から一夜。鹿島が活動休止を決めた。期間は未定だ。この日は事情説明が行われた後、チームは解散。オリベイラ監督やFWカルロンら3人のブラジル人選手、ブラジル人スタッフは帰国することになった。
日本人選手は東京方面へ移動したり実家に身を寄せるなど、安全な場所で練習再開を待つ。宮城出身のMF遠藤、岩手出身のMF小笠原ら震災被害が大きい地方の出身選手については、クラブ側は「どこに行くかは個人のプライバシー。明かせない」とした。
本拠地の茨城・鹿嶋市は11日の東日本大震災で震度6弱を記録。主要な国道は津波で冠水し、市内では断水が続く。ガソリンの供給は滞り、飲食店やスーパーが一部閉店するなど食料も不足している。練習場のクラブハウスも断水状態で、地震発生から2日間は練習を中止していた。
新たな恐怖も襲う。鹿島のクラブハウスは、放射性物質が漏れ出した東京電力福島第1原発から直線距離で約168キロ。クラブの井畑滋社長(59)は、「風の影響で流れてくる可能性は十分にある。選手は敏感になっており、ストレスも大きい」と話す。
また、カシマスタジアムは、原発事故で避難指示が出た住民の待避先にと打診を受けた。損壊のため見送られたが、安全が確認されれば受け入れ先になる可能性もある。
「現時点では、いつから練習再開ということは決められない。他のクラブとは違う状況だ」と井畑社長。先は見えず、不安は募るばかりだ。(佐藤ハルカ)
※サンスポ・ドットコム3月16日05:01更新分より引用。
上の記事の様に、鹿島だけでなく、仙台、水戸、山形、栃木、千葉などが震災の被害を被り、
惨状を見て、とてもJリーグを再開出来る状況ではない。
Jリーグ側はどんなことでも全日程消化したい方向だが、
12月に行われるFIFAクラブワールドカップ(TM)の本年度の日本開催返上や、
AFCアジアチャンピオンズリーグの残り試合不戦敗、天皇杯の中止も視野に入れており、
さらに中断が長引くと実践感が鈍ることで、ロンドン五輪アジア地区予選にも影響が出るのは確実。
そこで緊急解消案として、提案したい。
①リーグ戦は被害を逃れたクラブだけで実施し、ブロック分け&プレーオフで。
J1で18チーム、J2で20チームの中から、
ホームスタジアムやクラブ施設の損壊による実践環境の悪化、スタジアムまでの交通事情を考慮し、
難を逃れたクラブだけで実施させる。
Jリーグが春冬制をとっている事から、12月までに試合を消化させることや、
ヤマザキナビスコカップの本年度の開催中止もありえることから、
3~4ブロックに分け、ブロック内でリーグ戦を戦い、
各ブロックの上位がプレーオフに進出し、ノックアウト・トーナメント方式で年間王者を決める。
この件に関しては、秋春制移行論者が、震災を機に秋春制移行を!と訴えるはずだが、
降雪地帯での観戦環境・練習環境問題がかえっておろそかにしたまま強行させたら、
降雪地帯のクラブからは猛反発が起こるだろう。
②緊急策として選手の避難レンタル移籍実施&合同チーム結成。
これは①を踏まえての提案。
先週からしたら被災地のクラブに於いて、中断期間が長引くと実践感覚が鈍る。
そのラグを取り払うためにも、被害を逃れたクラブへ、避難のためのレンタル移籍を実施させる。
特に、ロンドン五輪のアジア地区予選を控えている”関塚ジャパン”の選手は。
同じ都道府県なら合同チーム結成もある。鹿島+水戸とか、山形+仙台とか、
損壊でNACK5スタジアムが使えない事から、浦和+大宮とかね。
’98年の横浜マリノスと横浜フリューゲルスの様なクラブ合併問題を再発させかねない懸念もあるが、
今回の震災で、公式試合安定開催基金を申請してくるクラブがドッと出てくるし、
地元を大事にしたい気持ちはあれど、ホームスタジアムがね・・・というケースだってあるし、
実際、累積赤字の多いクラブも点在しているからね。
その点を考慮すべきではないでしょうかねぇ。
③天皇杯は規模を縮小し、JFL+地域代表で。
Jクラブの増加と、2種クラブ(高校世代)の参加解禁に伴い、
現行の都道府県代表方式による大規模なトーナメントになった天皇杯ですが、
①のJリーグ緊急開催案に伴い、本年度はJクラブを参加させず、
現行以前の地域代表+JFL(日本フットボールリーグ)全クラブに規模を縮小させる。
移動経費などの問題があるが、それはそれとして。
いかがでしょうかねぇ、大東チェアマン。