決勝戦を読む(前編) | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

決勝戦を読む(前編)

さぁ、FIFAワールドカップ(TM)南アフリカ2010も、残すところ2戦。

土曜深夜は、ウルグアイとドイツで3位決定戦。(スカパー!独占放送)

日曜深夜は、決勝戦。

顔合わせが新鮮である。


オランダ vs スペイン


ともに優勝候補として挙げられながらも、結果が伴わず悲しい思いをしている両国。

この決勝戦で勝てば、初載冠。8カ国目の優勝国として名を残す。

今回の大会が歴代優勝国勢揃いってことを考えたら、

今回の決勝は、これまでの優勝国が築き上げてきた蹴球の歴史に、新次元到来の予感がしてきた。

(しかも、欧州外での開催で、欧州のチームが優勝するのは史上初!)

これまでの両国の戦いぶりを見てみると、


【オランダ(FIFAランキング:4位※5月26日現在)】

出場:2大会連続9回/最高成績:準優勝(74年、78年)

ユニフォーム:ナイキ

<ヨハネスブルグへの道>(自チームの得点者/その試合のマン・オブ・ザ・マッチ)

GL ○2-0 デンマーク(OG、カイト/カイト)

GL ○1-0 日本(スナイデル/スナイデル)

GL ○2-1 カメルーン(ファン・ペルシー、フンテラール/フンテラール)

16 ○2-1 スロバキア(ロッベン、スナイデル/ブロンクホルスト)

QF ○2-1 ブラジル(スナイデル②/スナイデル)

SF ○3-2 ウルグアイ(ブロンクホルスト、スナイデル、ロッベン/ロッベン)


ファン・マルクバイク体制の元、欧州予選グループ9を8戦全勝(5チーム参加)で切り抜け、本大会突入。

予選リーグ・グループEでは、ロッベンが怪我の影響で出遅れたが、

スネイデル、ファン・ペルシー、ファン・デル・ファールトといった平均年齢の若い攻撃陣による爆発力は、

今大会でも発揮されている。

だが、それとは対照的に守備陣は平均年齢が高く、ベテラン依存である事は否めない。


【スペイン(FIFAランキング:2位※5月26日現在)】

出場:9大会連続13回/最高成績:4位(50年)

ユニフォーム:アディダス

<ヨハネスブルグへの道>(自チームの得点者/その試合のマン・オブ・ザ・マッチ)

GL ●0-1 スイス

GL ○2-0 ホンジュラス(ヴィージャ②/ヴィージャ)

GL ○2-1 チリ(ヴィージャ、イニエスタ/ヴィージャ)

16 ○1-0 ポルトガル(ヴィージャ/ヴィージャ)

QF ○1-0 パラグアイ(ヴィージャ/ヴィージャ)

SF ○1-0 ドイツ(プジョル/プジョル)


欧州予選グループ5を10戦全勝(6チーム参加)で切り抜いた”無敵艦隊”。

予選リーグ・グループHでは、初戦のスイス戦でセットプレーの混乱で1点を失い敗北を喫したが、

これ以降は手術明けで万全じゃないトーレスとは対照的に、ヴィージャが大爆発。

来シーズンよりヴィージャがバルサに移籍したせいか、バルサ勢中心の中盤とヴィージャがシンクロし、

ヴィージャがより活躍出来るようになったのではないだろうか。


しかも、この両国には、背景が・・・


◆日傘の季節となりました。 Lumiebre(ルミエーブル)