この初優勝を、亡き友に捧ぐ。 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

この初優勝を、亡き友に捧ぐ。

FIFA WORLD CUP(TM) SOUTH AFRICA 2010 

≪FUTURE MATCH of THE DAY≫

決勝(サッカーシティ=ヨハネスブルグ)

オランダ 0<0-0/0-0 EX・0-0/0-1>1 スペイン

※スペインの初優勝。

延長後半11分<スペイン>イニエスタ


【メンバー】

後半26分 エリア<>カイト

延長前半9分 ファールト<>デ・ヨング

延長前半15分 ブラーフハイト<>ブロンクホルスト

[出番なし]

フォルム、ボスフケル、ブラルーズ、オーイエル、デ・ゼーウ、スハールス、アフェライ、バベル、フンテラール

[警告]

ファンペルシー、ファン・ボメル、デ・ヨング、ブロンクホルスト、ロッベン、ビール、マタイセン

[退場]

ヘイティンガ※警告2枚

[オランダ 監督:ファン・マルバイク]

     ステケレンブルグ

   マタイセン ヘイティンガ

ビール       [C]ブロンクホルスト

   デ・ヨング ファン・ボメル

        スナイデル

カイト   ファン・ペルシー ロッベン

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ペドロ     ヴィージャ  イニエスタ

     シャビ・エルナンデス

   シャビ・アロンソ ブスケッツ

カプデビラ プジョル ピケ   ラモス

      [C]カシージャス

[スペイン 監督:デルボスケ] 

後半42分 ファブレガス<>シャビ・アロンソ

延長後半0分 トーレス<>ヴィージャ

延長後半15分 ナバス<>ペドロ

[出番なし]

バルデス、レイナ、アルビオル、マルチェナ、アルベロア、マルティネス、シルバ、マタ、ジョレンテ

[警告]

プジョル、ラモス、カプデビラ、イニエスタ、シャビ・エルナンデス


ヨハネスブルグの夜空、

カシージャスからFIFAワールドカップ(TM)トロフィーを渡されたセルヒオ・ラモスは、

FIFAワールドカップ(TM)トロフィーを星空に向かって、天高く掲げた。

それは、亡き友に捧げるものだった。


全64話からなる南アフリカの聖なる戦いも最終章。

決勝戦では初対決。

どっちが勝っても初優勝。

その上、「欧州以外の開催で初めて優勝した欧州のチーム」の称号をかけた戦い。


美しさを捨て、感情むき出しのオランダ。

オランダのお株を奪う華麗なパスサッカーを展開したスペイン。


男たちの戦いは熾烈を極め、壮絶さを増したままスコアレスドローで延長戦突入。

だが、延長戦では両者に明暗がくっきり出ていた。

焦りの色が色濃く出てしまったオランダ。

次第に本来の美しいパスワークを取り戻してきたスペイン。

そして、延長後半11分、M字脱毛がまぶしい(失礼!)小兵、イニエスタが、

オフサイドラインぎりぎりの所で勝負を仕掛け、オランダのゴールネットを揺らした!

イニエスタは警告は承知の上で、ユニフォームを脱ぎメッセージが書かれたアンダーシャツが。


「ダニ・ハルケ、いつでも一緒だ。」


このメッセージを見て思った。

友のために戦うのは、22歳の若さで逝ってしまった戦友、アントニオ・プエルタのために戦う、

セルヒオ・ラモスだけじゃないってことを。


ダニ・ハルケこと、バルセロナ県バルセロナ市出身のダニエル・ハルケは、

同市を本拠地にするエスパニョールの主力メンバーで、

21歳以下のスペイン代表として活躍し、A代表に入っても可笑しくない選手だったが、

昨年8月、遠征先のイタリア・フィレンツェのホテルで、急性の心臓疾患により26歳の若さで急死した。

バルサのイニエスタ、シャビ、プジョルには、敵方ながら、なじみの仲間だった。


そして、ウェブ主審が試合終了の笛を吹き、戦いは終焉を迎えた。

代表選手それぞれの思いがあったからこそ、優勝を手繰り寄せた。

魂が震えたね。ホンマ。

≪ワタクシが選ぶHERO OF THE DAY≫

カシージャス(スペイン)

レアル・マドリッドの正守護神だけでなく、大会通じてスペインの正守護神の称号も得たGK。

”多民族チーム”のスペイン代表を一つにまとめあげ、パルサの闘将・プジョルと共に守備を統率。
この試合では統率力だけでなく、超人的なセービングでオランダの攻撃をシャットアウト。

今大会のGKの中では、川島永嗣とカシージャスに称賛が集まるでしょう。


≪今日の一言≫

歓喜のスペイン代表、そのまま現地のシャバララ(キャバクラ)で宴だ!

※シャバララ・・・開幕戦のvsメキシコ戦で今大会第1号ゴールを挙げた南アフリカ代表FW。



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