「総力報道!THE NEWS」は、なぜ失敗したのか?
本日、TBS「総力報道!THE NEWS」が終了した。
元々バラエティやアニメが占有していた平日の夜7時に、報道番組を組んだ事はかえって無謀だった。
何故、TBSは総力で無謀な賭けに出たのか。
民放は夕方6時代、NHKは夜7時と、ライフスタイル別のすみ分けを崩してまで。
筑紫哲也(故人)の精神と姿勢が番組に表れた「NEWS23」を縮小してまで。
人気のあった番組を他の放送時間帯に飛ばしてまで。
もっともな原因が、CM契約減で予算縮小。
(録画機器の発達が引き金になった。)
この1年で当たった番組って、何ですか?
各テレビ番組表雑誌が大絶賛した日曜劇場「JIN-仁-」
この春から2ndシーズンが系列局全局でスタートする「けいおん!」
子持ち世帯の声に後押しされゴールデン昇格が決まった「飛び出せ!科学くん」
いわずと知れた「水戸黄門」
それぐらいしかないだろwwwwwwwwwww
予算縮小のツケがここまで回ってきた証拠。
良い番組を作ろうとしても、真っ先に上がるのが制作予算。
民放地上波は視聴率至上主義。
それに似合わない、費用対効果に合わないモノには、金を出さない。
その結果、アイデアが枯渇してしまったことと、
水曜を中心に視聴率不振の多い番組をリストラしたことで、
午後7時に放送していた番組を他の時間帯に飛ばして、「総力報道!THE NEWS」が誕生した。
結果、見るも無残。
こちらも不振の、昼の「ひるおび!」、夕方の「サカスさん」をも巻き込んで、
数々のテコ入れ策を図ったものの、兆しは見えず。
(同様に、日テレ「サプライズ」も強引な改編の影響により、1年で破たん。)
それと、完全失業者数が過去最悪、会社更生法適用申請数も過去最悪、
年間自殺者数が12年連続3万人、日本国が抱える借金も自己破産ペースと、
ネガティブな世相に放送した事も、無残な結果を招いた。
何だか、気分が落ち込んでいるときに、ゴールデンタイムで、不快なニュースを見たらねぇ、
火に油を注がれて逆効果。
ダウナーな世の中に疲れきっている視聴者を勇気づけさせるのが、地上波民放テレビ局の使命。
数字なんて、気にする方が馬鹿。
予算なくとも、アイデアで跳ね返せる力をもつべきだし、
ゴールデンでアニメ枠を復活させるくらいの心意気も必要だ。
ドラマやアニメで、原作モノを扱う際、特定の業者に固執するより、グローバルに視野を広げるべきだ。
あと、ワタクシ最大の提案は、経営陣全員の首を総とっかえしちゃえば?
たとえ企業価値を損なっても、今のTBSには失うものもない。
痛みを伴う改革なんてない。
「TBSから TBSへ」
カッコよかねぇ?
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