原田知世版を事前に見ればもっと奥深く! | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

原田知世版を事前に見ればもっと奥深く!

火曜日はミナミ某所のシネコンまで「時をかける少女」を見に行く。

知らない人間はいない位有名な、筒井康隆のジュブナイル・ノベルのスタンダードが原作。

時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫)/筒井 康隆
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時をかける少女 (角川つばさ文庫)/筒井 康隆

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↑いとうのいぢの挿絵が利いてる!

で、この作品は映画にも、TVドラマにもなりました。

時をかける少女 [DVD]/原田知世,尾美としのり,高柳良一
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印象に残ったのは、原田知世&大林宣彦コンビの’83年版でしょうかね。

後に「サマーウォーズ」を手掛ける事になる、細田守&貞本義行両氏のコンビによるアニメ映画版も

反響を呼びました。

時をかける少女 通常版 [DVD]/仲里依紗,石田卓也,板倉光隆

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で、今回の実写映画版(通算3作目)は、アニメ映画版でヒロインの声を当てた仲里依紗が、

実写でもヒロインを演じるということ。

アニメ映画版の感触が残っている自分にとっては刺激的だった。


時空移動能力(タイムリープ)が身についてしまったヒロインの物語という基本を維持しつつ、

原作のヒロインである芳山和子ではなく、和子の娘・あかりが主人公。

2010年春、大学の研究室でタイムリープの研究に勤しんでいた和子が交通事故に遭い、

急いで駆け付けてきたあかりは、和子から1972年4月に戻って”深町カズオ”との約束を果たしてほしいと、

和子が研究しているタイムリープの薬を飲んで、タイムスリップしたんだけど・・・

やってきたのは、1974年2月。


あ~ヘタこいた~!!!
と、路頭にまようと思ったら、映画監督志望の大学生と出会った事で物語は進むことに。
ま、詳しい事は語らないが、ところどころで’83年公開の原田知世版を意識した作りになったんじゃないかな。
オープニングのいきものがかりバージョンの「時をかける少女」から突入したり、
ところどころで原田知世版とリンクしている部分があったり・・・

事前に原田知世版のDVDを見てから映画館に行ったら、思わず「あ~!」と唸っちゃうだろう。

映画監督志望の大学生を演じた中尾明慶の、70年代ファッションにモロヒットしちゃったしね。

で、結末が、タイムスリップものでの「犯してはいけない事」故に、悲しくなっちゃうんだよね。

原田知世版が好きな方の批判は来るだろうが、百閒は一見にしかずである。




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