J2リーグ分析・西日本編
九州のJクラブ全部がJ2に集結し、「バトル・オブ・九州」なる試みを展開するそうだ。
どこも財政難にあえいでおり、九州勢で活性化を図りたい。
【カターレ富山】監督:楚輪博(7年目※JFL・YKK AP時代含む)
J2参入元年は中の下になったものの、守備の徹底により大健闘。
もっと機能的にさせるために、C大阪よりDF江添をリースで獲得し、ラインは安定。
元日本代表のFW黒部の加入で、攻撃力に磨きをかける。
北陸からJ1へ、夢は大きく。
【FC岐阜】監督:倉田安治(新任)
昨年は12位と大健闘。更なる発展のために24人の少数精鋭で挑む。
高卒ルーキーのFW阪本、1対1に強いDFフラビオ・ペレイラ、セレクション合格出身のDF村上と
合計6人の加入にとどまったけど、どれもピリリと辛い。
今シーズンは長良川競技場の改修工事のため、今年はJ基準に満たない長良川球技場メドウでも開催。
【ファジアーノ岡山】監督:影山雅永(新任)
3年でチームをJ2に引き上げた手塚前監督の後を受け、影山ヘッドコーチが昇格。
J2いちの大所帯チームは相変わらずで、今度こそフル活用した戦い方の徹底を!
浦和レッズに属しながら、リース暮らしのDF近藤、韓国人ボランチのキム・テヨン、
常勝軍団鹿島から出場機会を求めてやってきたDF後藤がカギ。
【徳島ヴォルティス】監督:美濃部直彦(2年目)
昨シーズンはコーチ・選手を大きく入れ替えた事が功を奏し、クラブ最高位の9位に。
さらなる飛躍のため、鳥栖の中盤を担ったMF島田、積極的なFW津田&平繁を加えた事で、
柿谷、徳重、倉貫の発破力をさらに生かす事ができる。
2月に行われたJ1浦和とのPSM勝利は、更なる自信を植え付けたに違いない。
【愛媛FC】監督:バルバリッチ(2年目)
昨年成績不振のため監督交代。FW内村を生かした攻撃で15位に踏みとどまった。
今シーズン最大の話題は、地元新居浜市出身の元日本代表FW福田のJ復帰。
パラグアイ、メキシコ、スペイン、ギリシャを渡り歩いてきた経験は力になるはず。
四国勢初のJ1昇格へ、戦いは始まった!
【アビスパ福岡】監督:篠田善之(3年目)
財政難とビジョン不透明で、ここ近年は迷走を続け、福岡ソフトバンクホークスに人気を奪われ続け、
九州一熱いサポの期待を裏切り続けており、篠田監督はおろか、クラブ自体の命運も危うくなってきている。
躍進を続けている福岡大からDF宮路、MF末吉を獲得。福岡ユースからDF孫、FW吉原を昇格。
ネガティブイメージ払しょくのために、今、クラブの姿勢が大きく問われる。
【キラヴァンツ北九州】監督:与那城ジョージ(3年目※JFL・ニューウェーブ北九州時代含む)
今年から参入の唯一の昇格組。就任3年間でJに導いた与那城ジョージのJ初本格采配に期待大!
攻撃陣は昨年のJFLで25試合9ゴールと活躍した長谷川太郎に、途中加入した大島康明のFW陣に、
J2では103試合出場のMF村松潤と、攻撃に絡むボランチのウェリントン加入でより爆発的に。
”先輩”福岡越えすれば、大荒れに。
【サガン鳥栖】監督:松本育夫(復帰・第2次)
岸野体制では、若いタレントを擁しながら、あと一歩のところでJ1昇格を逃したサガン鳥栖。
松本育夫GMが4シーズンぶりに監督復帰。(Jリーグ37チーム中最年長監督!)
若き主将MF高橋が仙台へ行ってしまい、精神的支柱を欠くことになるが、
豊田陽平、萬代宏樹という若きFWに、U-20韓国代表MFキム・ミヌ加入で、今度こそ悲願のJ1へ!
【ロアッソ熊本】監督:高木琢也(新任)
昨年は元日本代表のMF藤田を獲得しながら、それを生かせず、不振を極めており、
横浜FCをJ1に導いた高木琢也監督を招へいし、順位1ケタ台を目指す。
元日本代表のGK南、U-14~16日本代表経験のあるDF加藤が加入。
主力DFチョ・ソンジンや、”熊本のメッシ”MF西も成長著しい。
【大分トリニータ】監督:ファンボ・カン(復帰・第2次)
深刻な財政難に陥り、鬼武チェアマンから「負債を解消しない限り、J1復帰はない!」と厳しく厳命された大分。
ナビスコカップ優勝の歓喜から一気に地獄に堕ちたチームの再建を、ファンボ監督の”大分愛”で乗り切る。
大幅な戦力ダウンは否定できず、目立った補強は、C大阪からリースで来たMFキム・ボギョンと、
U-20北朝鮮代表候補にも選ばれたMFカン・ソンホくらいだろうか。
U-20韓国代表経験のFWチェ・ジョンハンと、FW森島の爆発力に期待すべし。
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