12月号・はじめに | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

12月号・はじめに

「夢色パティシエール」のアニメが評判高く、幸先よいスタートを切って1ヶ月、

そんな状況の中に、舞いあがってしまった自分のバカさ加減に、つくづく後悔している。


その”そんな状況”の理由が、今の出版界を取り巻く状況にあるということを。


先日、小学館より刊行されている「小学五年生」「小学六年生」の休刊に加え、

「ChuChu」休刊もリリースされた。

それに限らず、ここ5年間、創刊された漫画雑誌が5年も足らずに相次いで休刊しており、

それどころか、5年以上前から続いている雑誌も休刊のラッシュが続いている。


なぜ、漫画雑誌の、休刊と創刊のスパイラルが続いているんだ?


近年、漫画作品がアニメ化だけでなく、頻繁にドラマ化されるようになり、

視聴者の注目が集まれば、原作本が売れるし、掲載雑誌が売れる。

これに味をしめた発行元は数字を取るために、的に当たるような作品を載せた雑誌を新創刊させたり、

既存雑誌をリニューアルさせたりと、

将来のメディアミックス戦略も組めば売れるというバカな考えが蔓延している。

無論、消費者である読者を放置プレイにさせたまま。


事実、ドラマ化したものの、原作漫画とのギャップが否めず、高い数字をとった作品はごく稀で、

さらに、録画機器の進化と、YouTube、ニコ動をはじめとする動画サイトの普及による無断流用の横行で、

スポンサー企業が費用対効果に疑問を持ち始めたことから、手を引き始め、

テレビ局に広告収入が入らず、収入源で、製作予算を抑えざるを得ない。

そのしわ寄せは、アニメ枠にも及び、ゴールデン枠を1時間のバラエティ番組に割き、

週末の午前中のローカル枠など、他の時間帯に飛ばす有様。

いくら漫画作品をアニメ化して放送しても、ゲーム&玩具会社、出版社、ソフトパッケージング会社以外の

大きなスポンサーがつく補償がなく、関連商品やDVDを販売することで大きな収入を得ても、

赤字解消レベルにすぎない。利益ゼロや。


「アニメ化やドラマ化すれば、(相乗効果で)雑誌が売れる」という考えは、

過去の風潮になってしまったのか?

アニメ化が決まった。それからどうすんの?それでゴールか?


良く考えてみぃや。
こういった”サービス業”にとって最大の相手は?


消費者でしょ!

出版社、テレビ局とも、消費者無視の傾向が強く、

これまでの”悪態”の代償が、消費者の無関心という事態を引き起こしている事に気づいてない。
こういった”サービス業”は、消費者の満足度を高める事が最大の使命だというのに、

自分らだけで“暴走”を楽しんでいるとしか思えんわ。

なんだか「沈まぬ太陽」での、国民航空の首脳陣のように、

利益最優先の姿勢が自分たちの首を絞めているとしか思えへんわ。


それと、もう一つ、そろそろボロが出ると思う事態が。


「夢パティ」のアニメで視聴離脱者が。

特にコミンテルンと同じの有菜信者を中心に。


己のブログに「『夢パティ』のアニメ、絶対毎週欠かさずに見ま~す♪」とか書いて、

本心で「んなもん見れられっか!あんなクソ漫画がアニメ化されるなんて間違っている!」とか、

「『桜姫』か『紳クロ』のほうが数字が取れる!」とか抜かすんだもんなぁ。

今の放送業界が大変だってことを知らないの?カッペ君!

あえて言おう。お前ら自称・日本人の脳ミソにはウジ虫がわいている。

自称・日本人は全員非国民だけでなく、ウソツキだらけだと。

これが現実だ。

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