原作レイプ?そんなの関係ねぇ!おっぱっぴー | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

原作レイプ?そんなの関係ねぇ!おっぱっぴー

「姫ちゃんのリボン」リメイク賛否論争のまっただ中で、


そーいえば、「姫ちゃんのリボン」のアニメって、草なぎ剛がちょこっと出ていたよね・・・


が脳裏をよぎり、そうだ・・・


と、日曜日「BALLAD 名もなき恋のうた」を見に行きました。(なんのこっちゃ)

シネコンの会員ポイントを行使して。

会員ポイントは、いざという時に使うのだよ!


テレビアニメ「クレヨンしんちゃん」の劇場版「嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」(’02)を

「ALWAYS 三丁目の夕日」で高度成長期の東京をVFXで再現してくれた山崎貴が

本気で実写映画化。


テレビアニメ「クレヨンしんちゃん」といえば、野原しんのすけの下品極まりない行動により

「子供に見せたくない番組」の常連という(ある意味)名誉のある作品である。

だが、GWの風物詩になった劇場版では、子供だけでなく、

付き添いで来た大人も泣ける位、高い評判を得ている。


で、’02年公開の「嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」は

ファミリーピクチャーとは思えない、ストーリー展開と時代考証で高い評判を得ている。

え?「クレヨンしんちゃん」の劇場版って泣けるの?疑心暗鬼やわ。

と、事前予習はせずに、頭の中空っぽで見ました。


この作品での健康優良不良幼稚園児・野原しんのすけは、

気弱な小学生・川上真一として登場。無論、下品な行動はとりません。

地元・春日市(架空の都市として設定しているが、モデルはしんちゃんの地元・埼玉県春日部市)の

大くぬぎの大木の前で、偶然にも戦国時代にタイムスリップしてしまった真一少年が、

敵方から“鬼の井尻”と恐れられた武士(もののふ)・井尻又兵衛の命を助けたことから、

二人の奇妙な交流が始まった。


平成時代から来た川上一家と、戦国時代に生きる武士たちのギャップと、

春日の国の姫君・廉姫と、幼き頃から廉姫を守り続けた武士・井尻又兵衛の

許されるはずがない身分違いの恋を、

オリジナルでの野原しんのすけの視点から、

廉姫と又兵衛の立場に移したことがいい作品に仕上がっていた。


又兵衛役の草なぎ剛に関して言うなれば、義に生き、愛に生きる武士を体現しており、

それを生かすための共演陣もなかなかでした!

山崎監督のVFXも、どれが実写でどれがCGか判んなかった!

実際、合戦シーンには300人しか来なかったが、見たらねぇ、驚くと思うよ。

さすがやねぇって。「レッドクリフ」も目じゃないって!

この映画にしろ、春に公開された実写版「ヤッターマン」にしろ、

オリジナルへの尊敬の念が込められていたことから、成功に導いたのは言うまでもない。


元が、「映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」だけあって、

ストーリーが素晴らしかったことを考えたら妥当やしね。

もともと「漫画アクション」(双葉社)という青年漫画誌で連載された「クレヨンしんちゃん」は

テレビ朝日とシンエイ動画によってテレビアニメ化で育てられ、優良なコンテンツに昇華してくれた。

さらに「BALLAD 名もなき恋のうた」として、実写映画で昇華。


たとえ「子供に見せたくない番組」と悪評叩かれてもいいじゃん。

毎週応援している視聴者が育ててくれたから、今日の地位を築いたやん。