で、番外。
りぼん9月号より始まった「ハートのダイヤ」と同時期に、
新條まゆはもう1つ集英社の雑誌で(3話完結の短期集中)連載を持つこととなった。
りぼん9月号の標準店頭入荷日(8月3日)の翌日、
4日に標準店頭入荷したジャンプスクエア9月号でホストコメディ「ご指名です!」が始まった。
東京・南青山の閑静な一角にそびえ立つホストクラブ「シャート・デ・アムール」。
ここではシャンパンイッキやドンペリコール一切なし。淑女だけが集うことを許された真のホストクラブ。
そこのナンバーワンホストが、連城寺霧夜。
淑女に優しく、部下のホストを大切にしている男。
・・・ですが、実際は、
本名、山田小太郎。
親の残した借金を自力で返すために、長崎から東京にやってきた貧乏野郎。
故郷に美晴という恋人を残して。(しかもホストであることは秘密)
実生活は、ボロアパート(2DK・バス&トイレ付)で、質素な生活。
しかも、小太郎、もとい、霧夜にあこがれて転がり込んできた悟も同居している。
(悟も、小太郎に似た境遇育ち。)
ある日、かつて駆け出しの頃によく来ていた客・富永亜子とデートすることになったが、
そこで悲劇が。
「おまたせ霧夜っ」
振り返れば・・・
幼稚園児?!
女児?!
亜子から電話がかかってきて、
「あなたの子供よ・・・」
え?
ええ?!
そんな”隠し子”・美矢との綱渡り生活が始まった。
「ハートのダイヤ」とは打って変わっての綱渡りホストコメディに「HD」とは別の読後感を感じました。
小学館との骨肉の争いの果てに、フリーランスに転向した新條まゆの絶好調ぶりには
目を見張るものがある。
で、ジャンプスクエア9月号では、重大スクープが掲載されていた。
「金色のガッシュ!!」の雷句誠、ジャンプスクエア11月号のSUPREME読切で電撃参戦。
雷句誠と言えば、カラー原稿の紛失問題が原因で、
週刊少年サンデー編集部と骨肉の争いを展開した果てに、三下り半を突き付け、
講談社の方に寝返ったかと思いきや、まさかの集英社の雑誌にも進出。
講談社に移ったことだけでも電撃的だったが、集英社にも乗りこんでくるとは・・・
何と、「雷句誠は一連のトラブルにへこまず、めげずに元気です」というアピールの意味を込めて、
講談社の3誌、集英社のジャンプスクエア、少年画報社のヤングキングアワーズと組んで、
「雷句誠がやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!祭り」という合同キャンペーンを展開する。
その詳細が・・・
<9月6日発売>
月刊少年マガジン10月号「アオソラ」読切
週刊少年マガジン41号「どうぶつの国~エピソード0~」読切
<9月9日発売>
別冊少年マガジン創刊号「どうぶつの国」新連載
<9月30日発売>
ヤングキングアワーズ11月号「おやじゅ~ライダー」読切
<10月3日発売>
ジャンプスクエア11月号「Class Room」読切
という編成で来るそうです。
って、よく考えてみろ。
雷句誠も、新條まゆも、小学館とは縁を切ったはずなのに、
小学館と同じ一ツ橋グループの集英社に参戦するなんて、何か矛盾してない?
小学館と集英社で、作品作りの姿勢や、コンプライアンスの取り組みで、温度差があるのか?
経営統合した際には、グループ全体で創造、経営、顧客を大切にする「相賀憲章」の制定を!