スペシャルハート号(2-1)
今回はハート号とダイヤ号の連載企画が多いのも特色。
◆「山本善次朗と申します」前編(槙ようこ)
’07年2月号より連載を開始したものの、
本誌連載中は毎回40p以上(最高60p)によるハードワークから体調不良で
’08年3月号を最後に未完扱いになったこの作品。
3月号の続きは’09年1月に刊行されたRMC4巻で書き下ろし補完。
そこでまだ未読の方に簡単な説明を。
母の死後、東京に住む母方の祖母の元で育ったほたて。
ある日、ほたては祖母の事情で、親戚と名乗る青年・山本善次朗に引き取られ、
鹿児島の田舎に引っ越すこととなる。
ほたてには霊が見えたり、触れた人の考えている事が分かってしまうという秘密がある。
実は善次朗は、ほたての実の父親であり、ほたては彼に触れた時に
寄り添う母親の霊を見て、本当の父と分かってしまう。
そして善次朗もまた、ほたてと同じ能力を持っている。
って言う話・・・
惚れてまうやろー!!!
ワタクシも思わずWエンジンのメタボの方みたいに吠えてしまったわい。
不評とヒンシュクを買った「STAR BLACKS」の失敗&反省を踏まえたことと、
「愛してるぜベイベ☆☆」の頃に立ち返ったことから、
見事なまでのジュブナイルな世界を築き上げたんだよね。
閑話休題。
久々に見る「山本善次朗と申します」は、絵柄が「勝利の悪魔」を引きずっている・・・。
「勝利の悪魔」との並行作業ゆえだもん!
今回は、レギュラーキャラの速水くん(幽霊)が、
善次朗のある発言が原因で逆鱗に触れてしまうんだよね。
果たしてその真相とは?!
今回の作品の中でぶっとんだのは、78p、ほたてのクラスメート北川翅(つばさ)。
あほかー!
女なんて まだ
拾っとらんちゅーのー
女捨てすぎ・・・
◆「男子さま女子さま」前編(黒崎みのり)
最近のKID黒崎、こんな小学生漫画が多いような気が・・・。
この話、簡単に言うなら、梨本第三小学校5年1組では、
堀越れもんをリーダーとする女子と、夏目をリーダーとする男子。
いわば、猿山のメスとオスの争いっちゅうことやね。
その猿山の争いにある変化が訪れたことから、展開は大荒れの様相に・・・
後編ではどんなてんかいになるやら。
続く!