8月号(6)
最後は今号のヨタ話。
◆キッザニア東京のイベント
8月2日(日)は藤原ゆか、小桜池なつみ、いしかわえみ、優木なち、雪丸もえが
りぼん大好き親子を対象にしたトークイベント。
8月22日(土)は種村有菜、春田ななが漫画家志望・・・って、どうでもいいや。
こんなのにあこがれている人間って、個性ないね。
両日とも親子参加が原則義務。
◆夏のサイン会
7月26日(日)酒井まゆ&雪丸もえ@谷島屋書店浜松本店
対象雑誌>夏の大増刊号・りぼんスペシャルハート
8月16日(日)槙ようこ&優木なち@オリオン書房ノルテ店
対象雑誌>りぼん9月号
これって予算緊縮?
人気だけの漫画家を全面的に押し出したツケが、予算縮小を呼んだのは言うまでもないね。
◆第3回金のティアラ大賞募集告知
おっ、イメージキャラに佐々木希が!
しかしさぁ、春田ななを加えるのはどうかと思うね。
まだクソガキやし。
◆次号は最大のサプライズ。
(0)で飛び出した、最大のサプライズ、それは・・・
新條まゆ、新連載で電撃参戦。
’94年に少女コミック(現:Sho-Comi/小学館)でデビューし、
TVアニメ化された「快感フレーズ」ではバンド「リュシフェル」を本気でデビューさせ大反響に。
「覇王愛人」「ラブセレブ」といったハードなティーンズラブ路線を突き進んだが、
’07年にフリー転向。
※転向の理由は小学館との骨肉の争いを、「雷句誠事件」に刺激され、自身のブログで赤裸々に暴露。
別冊マーガレットで「ミッドナイト・チルドレン」、
少コミとは敵方のマーガレットで「あやかし恋絵巻」(不定期登場)、
さらには少年漫画誌であるジャンプスクエアで読みきり掲載し、
少コミ時代とは打って変わって、引き出しの多さをアピール。
で、漫画家稼業15年の新條まゆが、まさかのりぼんに電撃参戦。
自身のブログで、自らも小学校時代、りぼんっ子であることをカミングアウト。
「ときめきトゥナイト」(蘭世編)の熱烈的ファンで、
それだけでなく「月の夜星の朝」「銀曜日のおとぎばなし」「いるかちゃんヨロシク」とかに
夢中になっていたという。
今回、連載される「ハートのダイヤ」では、当時毎月楽しみにしていたワクワク感を伝えたいとのこと。
80年代の黄金期を知っている人間だからこそ、少女漫画の本質を全面的に押し出してもらいたい。
驚くのはこれだけではない。
何とジャンプスクエア8月号より、「ご指名です!」を3カ月短期集中連載するそうだ。
りぼん、ジャンプSQ、月刊Asukaでの隔月連載「愛俺!~男子校の姫と女子校の王子~」との
並行作業になるが、彼女はそれなりの覚悟を持っている。
夢色パティシエールのテレビアニメ化決定。
絶叫学級の「おはスタ」進出。
さくらももこ、もう一つの代表作「COJI-COJI」参戦。
新條まゆの電撃参戦。
これらの点から言えることは、
種村有菜&春田なな一色に染まってしまったりぼん本誌の・・・
破壊と再生
を意味する。
種村有菜にしか目のない連中、春田ななに目のない連中なんて、頭悪い、学習能力がない、
漫画をナメきっているから、目の前に突きつけないと分からない。
茨城芸人・赤いプルトニウムの
「おめぇら、いづまでもいづまでも調子のってんじゃねえかんな」
と言い聞かせても聞く耳持たずだもん。
改革するなら、内部の人間がやるより、
日産自動車のカルロス・ゴーン代表取締役社長兼CEOのような強力な外部の人間、
どこにでもいるような人間ではなく、りぼんに来て、長年定着しそうなフリーの人間を
迎え入れるべきだと思うんだよね。
ワタクシとしては願ったり叶ったりやね。
小学生まんが大賞の審査員で帰ってきた池野恋に、水沢めぐみ、
そして、さくらももこ、新條まゆといった”レジェンド”を呼び込んだことで、
人気だけで維持(も)っているアナルとクソガキ、その信者を
殲滅(せんめつ)、蹂躙(じゅうりん)させることは間違いないだろう。
ここ10年間の過去を振り返って、過去は過去だから問うつもりはないけど、
その10年の過去を引きずるのか、それともここでサヨナラして、
本当の意味での強いりぼんを復活させるのか、そのせめぎあいだと思う。
そういう意識を持って皆がぶつかれば、いいものが生まれる。
発行部数というのは時代時代に努力して、印刷所をてんてこ舞いさせる位にしなくてはいけない。
同時にいい漫画がそこでできても、漫画家と読者は一体であるから、読者がいっぱい付かなきゃ、
せっかくのいい漫画が光らない。
そういう意味ではりぼんに課せられたものは重い。
でも、そこから逃げることはできない。
今、これだけ出版不況が深刻化しているし、だれ1人漫画界を上げようとしていない。
答えは簡単。
”真・乙女ちっく軍”で、末期がん症状のりぼんを殺し、新しいものを生み出す。
要は面白い漫画を全面的に押し出すことで、復活させることやね。
今ある形というものを壊すのは大変勇気がいるけど、壊すことによって新しいものが生まれる。
壊したくないという意識もいいか悪いかはともかく、それも正論かもしれない。
歯止めのかからないこの国の少子化問題も見据えて、
色気ある作品で新たな読者層を開拓するのもいいと思うね。
チャンピオンREDいちご(秋田書店)で成人指定ギリギリの描写が物議を読んでいる
「あきそら」(糸杉柾宏)がいい例かも。
不毛なパイの奪い合いを展開するより、新たな読者層開拓のためにも。
これからのりぼんは、もっと面白いことをやらないと。
テンションアゲアゲで。