日テレ55周年&YTV50周年だからできた最強コラボ!
3月27日(金)放送の日テレ「金曜特別ロードショー ルパン三世vs名探偵コナン」。
日本テレビの開局55周年記念と、
系列局である読売テレビ(YTV/大阪)の開局50周年記念を記念して製作された
両局が誇る鉄板アニメシリーズのコラボ。
前者が「漫画アクション」→「ルパン三世オフィシャル・マガジン」(共に双葉社)、
後者が「週刊少年サンデー」(小学館)&小学館の小学校高学年向けの学習雑誌と
掲載雑誌が異なるため、版権面でネックとなっていたが、
日テレの中谷Pと読売テレビの諏訪Pが「ここはひとつ、お祭りということで。」ということになったし、
両作ともアニメーション製作が東京ムービー(現:トムス・エンタテイメント)が手掛けていることも、
夢のコラボ実現を大きく前進させたのでは。
物語は架空の王国・ヴェスパニア王国での後継ぎ争いに、
江戸川コナンとルパン三世、それぞれの作品のレギュラー御一行様が巻き込まれていき、
探偵と泥棒、世紀の心理戦を展開させつつも、
最終的には両者が後継ぎ争いの黒幕を一網打尽にするという勧善懲悪的パターン。
作品を全体的に見渡せば、ホンマすべりまへんな~な展開で、
ノリもテンポもすげーくらい化学反応起こしまくり。
ゴールデンタイムからアニメ番組が消えつつある中、
作り手側の意地を見せつけたのではないでしょうか。
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ここでゆとり世代へ贈るトリビア。
「ルパン三世」のテレビシリーズは、人気を定着づけた第2期が日テレ発だが、
第1期と第3期は、YTV発だった。