4月号(2)
続き!
◆「HIGH SCORE」(津山ちなみ)
ミッキーも苦悩するんやね・・・。
気苦労が重い・・・。
◆「スターダスト☆ウィンク」第3話(春田なな)
冒頭の妄想シーンは蛇足じゃないのか・・・?
杏菜、迷走しまくってます。
でもなぁ、あんまり引っ張りすぎ。
◆「MOMO」第8話(酒井まゆ)
(酒井まゆの作品の中では)これだけ魅惑な扉絵、見たことない・・・。
実結のワガママぶりに、夢も、大魔王であるモモも苦労の連続。
それが次回以降とんでもないことに・・・。
核弾頭級の、デカいのたのむわ。<まゆぽそ
◆「ちびまる子ちゃん」第126話(さくらももこ)
ゲリラ的に登場しまくっている「ちびまる子ちゃん」書き下ろし読みきり。
今回はいつもカリカリしている前田さんがメイン。
その本質が、そうじ道具で野球している男子を見かねてのことだったが、
藤木、墓穴またほったな。
で、230pの「まる子とあそぼう!」で見逃せないスクープが。
なんと、’94年~’97年の作品「コジコジ」が、
新装版としてりぼんマスコットコミックスから刊行されることに!
事の経緯を語ると、この通り。
「コジコジ」は’94年~’97年に、ソニー・マガジンズが発行していた少女マンガ誌「きみとぼく」で連載。
連載終了後、’00年にさくらももこ責任編集雑誌「富士山」で新作1本が掲載された。
’97年~’99年はTBS系でTVアニメ化された。
だが、この作品の運命は流転することに。
’01年にソニー・マガジンズのコミック部門の全面撤退に伴い、単行本は絶版。
翌年、同部門を引き継いだ幻冬舎コミックスから、未収録作を加えた最初の新装版が発売。
だが、元々幻冬舎は文芸メインの出版社ゆえに、
文芸畑育ちの編集部員との方向性の食い違いが起こるんだよね。
これは、同じ幻冬舎コミックス刊行のコミックバーズで連載していた
「Rozen Meiden」(PEACH-PIT)とほぼ同じ経緯を辿ることに。
※後に、集英社より同作の新装版全7巻刊行と、
「まきません」の世界を描いた「ローゼンメイデン」を週刊ヤングジャンプでの月イチ連載で開始。
そして、近年の「ちびまる子ちゃん」の再評価(ドラマ化、4コマ漫画進出)の余波で、
「コジコジ」が再び世に放たれることに。
これは察するに、”りぼんレジェンド”の強襲の前触れかもしれない。
「りぼん」への愛をもって、自分が育った雑誌である「りぼん」を、殺すために。
正直、今のりぼんの漫画家にはねぇ、危機感が感じ取れへん。殺気が感じ取れへんのよ。
よく見てみろ、スペシャル冬休み号掲載の「1月のメリーゴーランド」で登場した水沢めぐみも、
はたまた、「コーラス」に活躍の場を移した吉住渉も、「YOU」がホームの陸奥A子もみんな元気だ。
あのころの漫画家は強いものを持っている。
今の布陣には力はあれど、何か欠けているんだよね。
さらに”りぼんレジェンド”強襲の前触れとも言える出来事がもう1つ。
9日に発売されたクッキーBOX春号で「ときめきトゥナイト」を池野恋自らセルフパロディ化した
「ときめきミッドナイト」が最終回を迎えた。
これはこの作品にひと段落をつけ、池野恋もとうとう腹を括った、意を決したと解釈した方がいいだろうか。
最近はテレビアニメが、ゴールデンタイムから撤退し、深夜か、週末の早朝に移動したり、
はたまた放送枠自体をタレント頼みの安直なバラエティに鞍替えするなど、いいことがないけど、
漫画家への”将来のテレビアニメ化前提”恫喝は、本誌自体に危機感を感じない証拠ミエミエ。
テレビアニメが冬の時代に何たいそれたことを言うんだって!
こういうときこそ、「ときめきトゥナイト」が盛り上がっていた頃の、
りぼんの黄金時代の原点に返らなければならない。
今最高と名乗る少女漫画を書く人間は、未だ暫定の感あり。
少女漫画の歴史の中で語られる最高の少女漫画を描く人間は観得ず。
蘇るがいい、りぼんレジェンドよ。
少女漫画をナメている下等生物を粛清・殲滅し、その凄さを見せつけろ。
その時はいずれやってくる。
続く。