2009年Jリーグ分析・J2編② | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

2009年Jリーグ分析・J2編②

続き!


◆横浜FC(神奈川県・横浜市)

監督>樋口靖洋(新任)

新生ニッパツ三ッ沢元年となった昨年は都並敏史監督の下、J1復帰を目指したものの、

フロントとの理想の食い違いや、サポーターからの批難に遭い采配に集中できず1年で退任。

今シーズンは若手を育てながら勝たせる手腕を買われて樋口靖洋を迎え入れた。

今年42歳になる”キングカズ”FW三浦知良は健在で、

フィールドのカズとベンチの樋口監督とのタッグで、比較的年齢の若いチームにハッパをかけ、

慢性的な財政難であえいでいるチームを輝かせろ!


◆湘南ベルマーレ(神奈川県・平塚市を中心とした湘南地区)

監督>反町康治(新任)

(全日空からの派遣による)アマチュア契約だった横浜フリューゲルスから、

’94年のJリーグ参入時、プロ契約での移籍で、主力として活躍した反町康治が

監督として古巣に帰ってきた。

新潟をJ1で通用するチームに育て上げ、五輪代表を率い北京五輪本大会出場権を獲得したものの

本大会での3戦全敗からの教訓を糧に、J1復帰を狙う。

昇格争いに加わった昨年を進化させ、”反町ベルマーレ”は今シーズン台風の目になりそうだ。


◆ヴァンフォーレ甲府(山梨県・甲府市を中心とする県内全域)

監督>安間貴義(2年目)

昨年は7位に終わり、J1復帰は果たせなかった。

より凄味を増すチームにするため、グレミオ(ブラジル)よりマルセロラパルテを獲得。

中盤の核を獲得したことで、攻撃サッカーを復活させる。

コーチ時代からチーム在籍5年目の安間監督は、今年勝負に打って出る!


◆カターレ富山(富山県・富山市を中心とする県内全域)

監督>楚輪博(5年目※’04年からのYKK・AP時代、及び、JFL時代を含む)

こちらも新規参入。

同じ富山を拠点とするJFLのYKK・APとアローズ北陸を合併し、誕生したのがカターレ富山。

YKK・AP時代から、Jでも通用する戦術手腕で、JFLでは強豪の一角になるまで成長した

楚輪博監督のもと、J経験者が少ないチームに不安はあるものの、

C大阪、鳥栖、桃山学院大で磨かれた楚輪イズムを熟知する選手が多く、

それなりに面白いチームにはなりそうだ。

松下、永冨の2トップは強力だぞ!


◆FC岐阜(岐阜県・岐阜市を中心とした県内全域)

監督>松永英機(3年目)

J参入元年となった昨シーズンは13位に終わり、改めてJで戦う厳しさを身をもって知った岐阜。

これを機に、25人中、新戦力15人加入という大ナタを振るった。

これで戦えるかどうかは未知数だが、

’12年の岐阜国体開催に向けた全面改修工事で長良川競技場が使えない時期が発生し、

さらに’08年シーズン終了時現在、3億366万円の累積赤字と1億4616万円の債務超過に陥り、

Jリーグより公式試合安定開催基金から5000万円の融資を借入するに至った。

これが回収できなければ、来年のJリーグからは姿を消すことになるだろう。


◆セレッソ大阪(大阪府・大阪市)

監督>クルピ(2年目)

長年チームを支えてきた森島寛晃が現役を退き、あらたな次元へ進む試金石となる今シーズン。

A代表にも選出されたMF香川を柱に、途中加入のMF乾、FWカイオ、

復帰したFW西澤、苔口を絡めた攻めのチームに進化する。

今シーズンから導入されるアジア枠を生かし、ブラジル人3人+GKキム・ジンヒョンの布陣なら

J1復帰なんてイカのキンタマ!


続く!