「ごくせん」映画進出で日テレ、タブー解禁!
仲間由紀恵(29)主演の日本テレビ系人気ドラマ「ごくせん」が映画化され、今年7月に公開されることが3日、分かった。02年のシリーズ開始から7年目にしてのビッグニュースに、仲間は「大変驚きました」と大喜び。同シリーズはこれで見納め。熱血高校教師・ヤンクミ役の仲間は、“オメェら、見逃すんじゃね~ぞ!”とばかりに気合を入れまくっている。
※サンケイスポーツ3月4日8時03分配信分より一部引用。
同シリーズのファンにとっては、まさに「待ってました!」の吉報。
今回の劇場版「ごくせん」は、3月28日(土)に放送される、
第3シリーズの舞台・赤胴学院高等部の”ならず者”の巣窟・3年D組の卒業を描いた
TVスペシャルと連動し、卒業した3-Dの面々のその後と、
進級した3-Dの新生徒のトラブルを描く。
これまで3シリーズ作られ、高視聴率をたたきだし、多くのイケメン俳優をブレイクさせた
「ごくせん」ですが、今回の劇場版進出は、
製作する側の日本テレビの”タブー”を解禁するものだった。
日本テレビは過去に「あぶない刑事」「家なき子」「金田一少年の事件簿」と
人気を集めた実写ドラマの劇場版を手掛けてきたが、
’01年4月期のドラマで、ダウンタウンをはじめとする吉本興業の芸人を総動員させた
「明日があるさ」の映画版(’02)の大コケで、実写ドラマの映画進出を”封印”することになり、
テレビから映画に進出したパターンでは子供層に人気の高いアニメ作品
「名探偵コナン」(製作主幹:読売テレビ)「それいけ!アンパンマン」程度に。
近年、「ALWAYS 三丁目の夕日」、「東京タワー オカンと僕と、時々、オトン」、
「DEATH NOTE」2部作、「20世紀少年」3部作、「舞妓Haaaan!!!」と、
日本テレビが製作したオリジナルの実写映画が相次いで大当たりしたことで、
「日テレ映画」のブランド力が向上。
日本テレビは「魔女の宅急便」以降、スタジオジブリの映画に出資し続けていることで、
ジブリの戦略から宣伝手法を学び、マーケティング手法に自信をつけた。
今回、「ごくせん」のTVスペシャルでの再登場の好景気に煽られる形で、
日本テレビにとっては、まさに、「恵まれている今だからそこ挑戦だ!」と大英断。
はたして、ヤンクミの最後の艶姿は華やかなものになるのか、壮絶に散るのか?
第1シリーズの松本潤&小栗旬、第2シリーズの亀梨和也&赤西仁の再登板のサプライズはあるのか?
(ジブリの「の」の法則にならって)「ごくせん 最後の劇場版」、夏公開を待て!か。