2009年Jリーグ分析・J1編⑥ | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

2009年Jリーグ分析・J1編⑥

J1編最終回。


◆ヴィッセル神戸(兵庫県・神戸市)

今年のスローガン>トモニイコウ。We walk together forever

監督>カイオ・ジュニオール(新任)

IN>宮本恒靖(ザルツブルグ=オーストリア)我那覇和樹(川崎)マルセウ(クルゼイロ)

OUT>大久保嘉人(ヴォルフスブルグ=ドイツ)レアンドロ(G大阪)栗原圭介(栃木)

’07年、’08年は10位と残留圏をキープ。いよいよ優勝争いへ本腰をいれた神戸。

大久保、レアンドロが移籍したものの、この穴を埋めるため、

3シーズンぶりの日本復帰となる宮本と、川崎で主力を張っていた我那覇を獲得。

年齢的には若いが、パルメイラス、フラミンゴでの監督を歴任した

カイオ・ジュニオールの手腕に注目だ!

<この選手に注目!:DF宮本恒靖>

ガンバ大阪時代は’05年のリーグ初制覇など、クラブに高く貢献してきたツネ様。

’07年、’08年はザルツブルグへ移籍し、欧州挑戦を果たした。

日本復帰となる今シーズン、培われた経験は神戸にとってプラスになるはずだ。


◆サンフレッチェ広島(広島県・広島市)

今年のスローガン>WE FIGHT TOGETHER 走力結蹴

監督>ミハイロ・ペトロビッチ(4年目※J2時代含む)

IN>ミキッチ(ディナモザグレブ=クロアチア)西河翔吾(徳島)

OUT>戸田和幸(未定)前田俊介(大分)木寺浩一(ツエーゲン金沢)

チーム全体で99ゴールを稼ぎだし、圧倒的な攻撃サッカーでJ1復帰を果たした広島。

ペトロビッチの手腕と、”チーム愛”で1年のJ2暮らしを決意した選手の思いが、

「人もボールも動くサッカー」という化学反応を起こしただけに、J1で嵐を起こすか期待大。

まずは、J1残留を目指して!

<この選手に注目:MFミキッチ>

ペトロビッチ監督が獲得を熱望した右サイドのスペシャリスト。

スピードに乗ったドリブルからのアーリークロスが強力な武器。

「人もボールも動くサッカー」をさらに高める存在になることは間違いない。


◆大分トリニータ(大分県・大分市)

今年のスローガン>One Heart、Big Challenge

監督>シャムスカ(5年目)

IN>坪内秀介(神戸※リース)宮沢正史(仙台※復帰)梅田高志(岐阜※復帰)

OUT>根本裕一(未定)小林亮(柏※復帰)山崎哲也(引退)

リーグ最少失点の原動力になった3バックディフェンス”カメナチオ”で、

ナビスコカップ初制覇という偉業を成し遂げた大分。

この中で目立った補強はないけれど、FW森島、MF家長(リース継続中)の残留が最大の補強。

あと一歩でアジアチャンピオンズリーグ挑戦権獲得を逃した昨シーズンの雪辱を晴らせ!

シャムスカ体制5年間の集大成は、九州勢初のJ1制覇で!

<この選手に注目:FW森島康人>

C大阪時代は”デカモリシ”の愛称で、昨シーズンで現役を退いた森島寛晃の後継者候補に挙がっていたが、

J1で戦いたいという強い思いで、期限付き移籍を決断。

大分で一気に才能を開花させチームの躍進に大きく貢献。

A代表入りも果たし、完全移籍も実現させた。

日本の決定力不足はデカモリシが解消する!


J1編、了。