3月号(0) | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

3月号(0)

ネットサーフィンしていたら、こんな記事を見かけた。

「地上波民放」をトヨタが恫喝 (※総合情報誌ザ・ファクタ に飛びます。)

これは芸能人頼みの安直な番組を公共の電波に流している地上波民放各局の無様な有様に

CM投下額ナンバーワン(年間約1054億円)のトヨタ自動車の奥田碩相談役が


「私はマスコミに対して報復でもしてやろうかと(思う)。 スポンサー引くとか」

「大企業はああいう番組のテレビに(CMを)出さない。

 ああいう番組のスポンサーはいわゆる地方の中小(企業)」


と地上波民放各局への恫喝ともとれる発言が業界を震撼させている。

数字を稼ぐこと、お金を稼ぐことしか頭にない民放各局の姑息なやり方と、

ハードディスクレコーダーの普及による”CM飛ばし”で、

視聴料で支えているNHKとは対照的に、クライアント頼みの民放にとっては

最大のスポンサーであるトヨタ自動車の「費用対効果」に疑問を持ち始めている。


まさにこれは民放各局にとっては、まさに寝耳に水。

リーマン・ブラザーズの経営破たんに端を発する金融危機がテレビ界にも及び、

番組1本あたりの制作費の削減、高額ギャラ契約の大物司会者の切り捨ても相次ぐ中、

無料CM導入(参照リンク )で更なる逆風を招かざるを得ないのだ。


これが今のりぼんだったらどうしますか?

漫画雑誌の存立基盤である漫画と、雑誌を愛読する読者&広告を出すスポンサーの関係が、

音をたてて崩れようとしている。いや、崩れ始めているのだ。

相変わらずの種村有菜依存に失望感を感じた雑誌を敬愛するまじめな読者が

週刊少年ジャンプに代表される少年漫画誌に奪われている。

「試しに週刊少年ジャンプを読んでみた。結構面白い。」ということになる。

近年、ちゃおの発行部数は100万部前後を横ばいする一方で、

りぼんの部数は年を追う事に落ちている

編集部の、「読者ニーズに鈍感」というより、

「実力無視・人気最優先の漫画家依存」傾向が高くなった証拠。

漫画専門書店「コミックとらのあな」の商業誌(漫画&ライトノベル)年間総合ランキング

ベスト200の中で、集英社から刊行された作品が少なかったし、下位に集中していた。

※ちなみに最高位は「ローゼンメイデン(新)」(PEACH-PIT/ヤングジャンプコミックス)の27位。

これは、集英社全体のソフト開発能力の低下を意味している。

悲しいと思わないか?

全読者の9割は種村有菜信者のキモヲタ&腐女子。

大体こいつら、他の掲載漫画を読む余力なんて全然ないんだもん。

これを前置きに、読者離れを警戒してか、

種村有菜にこれでもかと言わんばかりにオーバーワークを課し、

さらに原稿料を釣り上げた結果、他の多くの有能な漫画家に理由なき契約解除を突きつける。

(最近の“派遣切り”や、昨年の東京ヴェルディの理由なき大量解雇と同じだ!)

他の人間を信用せず、特定の漫画家だけえこひいきするのは、

編集部のやり方が姑息、その場しのぎだということだ。

一流大学出の人間がだよ、お前エリートか?!お前の頭の中は儲けのことだけか!?と疑いたくなるね。


一方、広告出しているクライアントから見たら、

昨今の雑誌販売不振で、広告における「費用対効果」に疑問を持ち始めている。

特にりぼんにほぼ毎号広告を出している以下の会社が。


◆生理用ナプキン販促の生理講座広告を掲載してる花王。

◆小物類の通販広告を掲載しているポニーとサン宝石。

◆記憶力や想像力工場の通信講座広告を掲載している東京カルチャーセンター。


正直ねぇ、広告掲載効果はあったのか?と聞きたくなる。

それがゼロなら、いつ広告主から不満を漏らしてもおかしくない。

これらの広告主は、種村有菜一辺倒傾向に失望感はないのか!

冒頭のトヨタ自動車同様に、広告撤退をすれば、

りぼん編集部の経済状況に相当なダメージを受けることになる。


追い打ちをかけるように、りぼんにとって逆風を受けざるを得ない事態が。

日本テレビが4月期改編で月~金の夜7時代を1時間の生放送バラエティ枠に移行。

これに伴い読売テレビ発の月7枠アニメが幕を閉じることになり、

(「名探偵コナン」と「ヤッターマン」は、この春から放送時間帯が移動することになる。)

民放の主力コンテンツであるゴールデンタイムのアニメ枠は、

テレ朝の金7枠、テレ東の水7枠、木7枠だけ、合計3時間になり、

深夜か週末の早朝に移らざるを得なくなった。

安直に言うなら、今人気の高い漫画の中で、夜7時台でアニメ化出来る作品が底をつき、

ほとんどが深夜枠へ移行するか、

夜9時・10時台の1時間実写ドラマへ移行するケースが多くなってきたのだ。

仮に深夜枠を取っても、発電における二酸化炭素排出抑制を理由に

テレビ局が深夜の放送を取りやめたり、

録画派のCMスキップによるスポンサーの膨大な経済損失で手をひかざるを得ないし、

アニメの製作現場でも、(依頼主からの)仕事のキャンセル、製作費用減額、内容変更が横行している。

その分DVD&ブルーレイ化、ブロードバンド配信による2次収益で回収するくらいなら、

最初からDVD&ブルーレイでリリースしろって!動画配信サイトでオン・デ・マンド配信しろって!


いくら「桜姫華伝」や「紳士同盟クロス」のTVアニメ化希望を訴えても、

誰も手を上げてくれないだもんね。

そりゃそうだよ。

「満月をさがして」の強引なTVアニメ化による大コケで、

民放各局、アニメ制作会社、玩具メーカー、ソフトパッケージメーカー、広告代理店からは

未だ、りぼん編集部の社会的信用に疑心暗鬼なのだ

こんな状況にもかかわらず、りぼん編集部は「満月をさがして」の失敗からの教訓が生かされていない

仮にTVアニメ化が決まっても、見てくれる人間がいるかどうか疑問だもんね。

視聴率を取っても深夜のお笑い番組の半分がオチで、これによる損失額も計り知れないしね。

ケンドーコバヤシが自分のラジオ番組で東方神起のファンに対する

「あれ誰やねん、CD買ってんの?」発言と同じだもんね。


どうだ、これが現実だ。

他の雑誌に移籍した漫画家が


「種村有菜しか見ていない知能の低い読者の民意に応えただけ。」


「種村有菜だけでも雑誌は作れる。」


「何を今更りぼんに戻ってくださいだぁ?いい加減にしろ!!」


と自分たちを見捨てた、けなした連中への罵倒の嵐を招かざるを得ない。

こんな連中の辞書には「嫌も嫌も好きのうち」なんて記載されておらず、

代わりに「臭いモノにはフタをしろ」が掲載されている


大体さぁ、種村有菜目当てで購読している人間が

「りぼんがなくなっちゃ嫌だ!」って言える立場じゃねーだろ!

これはモンスター化している横柄かつ、ワガママな人間の矛盾だ!!


ワタクシは編集部に言いたい。

読者からの意見をくみ取るパイプ、目詰まりしてませんか?

余剰戦力化した漫画家の訴えを聞く耳、目詰まりしてませんか?

何らかの策を講じなければ、種村支持派と反体制派の間で空中分解も避けられないだろう。