ツネ様、神戸入り。でも、去る者は追わず!
オーストリアのレッドブル・ザルツブルグに所属していた宮本恒靖が3シーズンぶりにJ復帰、
ヴィッセル神戸に加入することになった。
この報を聞いて、ガンバニスタの諸君は失望感をやや感じているかもしれないが、
この件、ワタクシとしては、
去る者は追わず!
それだけです。
仮にガンバ大阪に復帰しても、移籍前のテンションやクオリティは保障されない。
今のチームの歯車が、噛み合って進化を遂げるか、噛み合わず破滅の方向へ向かうのか、
両刃(もろは)の剣。
昨年の大黒将志の東京ヴェルディ復帰の報道だって同じだもん。
あえて申し上げるなら、”日本代表製造工場”の異名を持つまでになったガンバ大阪ユース。
ツネ様も大黒様もガンバ大阪ユース出身で、’05年のJ1リーグ初優勝に貢献した。
チーム間の実力格差が、今、リーグ全体が抱える問題にまで発展しており、
実力格差の”被害者”である両チームに入ることは、格差の解消に役立つ。
さらに、ガンバ大阪ユース出身選手は、ガンバ大阪のトップチームへの昇格だけにとどまらず、
各Jクラブに、ユースチームから入団、もしくは、移籍することで、チームの強化の手助けをしている。
昨年リーグ2連覇を果たした鹿島アントラーズのDF新井場徹も
ガンバ大阪ユース出身だってことを忘れないでほしい。
今のチームは更なる進化をしようとしている。
アジア王者、FIFAクラブワールドカップ3位、天皇杯優勝として戦う今シーズンは
ガンバ大阪ユースの最高傑作である宇佐美が昇格し、
パク・ドンヒョク、チョ・チェジン、レアンドロ、高木和道が移籍加入。
倉田、下平、武井、平井の成長も著しいし、三木良太も2年間の愛媛勤めから復帰。
Jリーグ、アジアチャンピオンズリーグ、ナビスコ杯の決勝トーナメント、天皇杯と
日程が相変わらず過密化しており、最高集団のテンションの維持に全力を注がなアカン。
チームは常に前へ向いている。
神戸と対戦する時は、ツネ様に対し、ブーイングではなく拍手でこたえようよ。
昨年9月の京都戦では、シジクレイ、フェルナンジーニョに拍手が送られたことを考えたら。