男のやるせなさを感じさせる「クビを宣告された男たち」
放送の度に絶大な反響を巻き起こしているTBS系のスポーツドキュメント
「2008 プロ野球戦力外通告~クビを宣告された男たち~」が30日深夜に放送された。
過去の放送では、
巨人の中継ぎエースから讃岐うどん屋に転職した條辺剛。
日ハムに捨てられるも、トライアウト後、日ハムと再契約した坪井智哉。
桑田真澄の勧めでアメリカ独立リーグへ進むも、野球への情熱が冷めた田中一徳。
といった、クビを宣告された男たちの壮絶なドラマが繰り広げられた。
今回のドラマの主人公は3人。
自由契約枠で入団するも背番号が3ケタ(育成選手枠)に落ちた三木仁(巨人)。
結婚式の8日前に戦力外通告を受け、第1回トライアウトを受ける。
同じ巨人をクビになった後輩選手に被弾するも、
社会人野球の強豪チームに入り、再びプロを目指すことに。
2軍やオープン戦では調子いいのに、1軍で結果を残せずクビを宣告された河野友軌(横浜)。
トライアウトの会場に来ていた妻と子の前で、最高のホームランを打ったが、
このトライアウト後、自身のブログで現役引退を表明。
「野球の神様が打たせてくれた」が印象的やった。
日ハム時代は大物新人として扱われるも、肩の故障が原因で調子を落とした正田樹(阪神)。
第1回のトライアウトに挑戦するも、他球団からのオファーが来ず、
第2回に挑んだが・・・
今回も泣かしてくれました。
三者三様の壮絶なドラマに、人生の壮絶さを感じさせてくれました。
正直、プロスポーツの世界は光と影。
スター選手になる資格はほんの一握り。
クビを宣告された人間の中には
「何で俺は野球の道へ進んだんやろ」とか
「サッカーにしとけばよかった」とか
思ったに違いないだろう。
人間の職業に、適合不適合は必ずある。
不適合と感じたのなら、第2の人生へ進めようよ。
何もかも脱ぎ捨ててさぁ。
追伸:この企画が毎回好調なら、Jリーガー編もやってほしかったなぁ~TBSさん!