2008年の共感と反感
旧年中は共感する事もあったし、反感を買う事もあった。
【共感】
◆優木なちの本誌進出に、いしかわえみ本誌初連載。
これはちょうど1年前、ワタクシが推す飛躍が期待される漫画家としてあげましたが、
前者は本誌初登場作がパンツネタであるに爆笑。
後者はホラーネタで方向性が定まったことも好材料に。
◆「夢色パティシエール」がコナミとのコラボで展開。
松本夏実の本誌連載復帰作が、早々とコナミがカードアイテム化決定に驚き。
「種村有菜のラジオdeシャキン」の中で、
種村有菜がスイーツデコカードにマジではまると告白するくらいだそうだ。
「聖▼ドラゴンガール」連載時、消えてくれとほざいた連中は
ここまで展開することを予知できなかった己の無能さを後悔することになるだろう。
「木を見て森を見ず」とはこういうことだ!
◆「ちびまる子ちゃん」コンスタントに登場
1月号を皮切りに、08年は読みきりで4回登場。
「ALWAYS 三丁目の夕日」から始まった戦後の高度経済成長期ブーム、
りぼん本誌でのアニメコミックの掲載、
東京新聞をはじめとする各地方紙で始まった4コマまんが版が追い風となって、
「ちびまる子ちゃん」の再評価機運が高まったのでは。
さくらももこもりぼんレジェンドの一人。
りぼんの現状を憂いて、さくらももこが鉄拳制裁に乗り出した成果がゲリラ的登場を相成ったのでは。
【反感】
◆種村有菜&酒井まゆのオーバーワーク
7月号で「紳士同盟クロス」最終回と「絶対覚醒天使ミストレス☆フォーチュン」第1話が同時掲載。
しかも長く続くだろうと思われた「ミス☆フォー」が短期集中連載だったことに衝撃的。
さらに1月号より「桜姫華伝」を始めたり、
集英社のネットラジオサイト「S-ラジ」で番組始めたり、全国各地でサイン会に参加したりと、
これじゃ完全なオーバーワーク。
編集部の無能な戦略に飽き飽きしてくる。
読者減少の危惧を恐れて、種村有菜のギャラを吊り上げ、気がついたら高額に膨れ上がっており、
本誌の経営圧迫の原因になっていることに気づいてないの?
「ロッキン☆ヘブン」終了後すぐに「MOMO」連載、さらに読みきり1本を書いた酒井まゆも同様。
◆第1回金のティアラ大賞受賞者2名&2人目のりぼん賞受賞者に疑問。
金のティアラ大賞から登場した杉本愛紗、一ノ蔵トメ子。
雪丸もえに続く2人目の漫画スクール最高賞・りぼん賞受賞者のあいな紗月。
ぶっちゃけ、これといってズバ抜けた所もないし、特筆すべきものはない。
ただでさえ最近のデビューした人間のレベル低下と、既存作家の宝の持ち腐れが危惧され、
その上で新人漫画賞、漫画スクールに加え金のティアラ大賞から人間が入ってくると、
絶対的に使える人間が捨てられる。
◆槙ようこ緊急休載
彼女の急病により「山本善次朗と申します」が’08年4月号掲載分を落とした。
以降、半年の療養を経て、「山本善次朗と申します」単行本4巻の書き下ろし含む加筆部分執筆と、
’09年3月号より始まる「勝利の悪魔」の構想に勤しんだ。
急病の背景には「紳士同盟クロス」の存在と、
心無い人間による「山本善次朗と申します」が人気がなかったとほざいたことが、
槙ようこを精神的にダウンさせたのではないだろうか。
確たる証拠もなく好き勝手に人気がないと見下した人間がアホだもん。
2010年に創刊55周年を迎えるこの雑誌。
種村アナル目当ての知能の低いアホどもが他の掲載作品に目を向けなきゃ、
無能なエリートの編集部が何らかの手立てを立てなきゃ、
この雑誌に2010年はおろか、未来はないよ?!
りぼん人気急落の原因が、種村アナル目当ての知能の低いアホと
儲けのことしか考えていない編集部にあることを考えたら。
これを2008年最後のりぼんな話とする。
了。