栃木、富山、岡山
この3つの地名で共通するものはな~んだ。
答えは12月1日にJリーグが承認されたクラブの本拠地。
栃木SC、カターレ富山、ファジアーノ岡山の3クラブ。
そこでピーンと来ない方に説明しよう。
<栃木SC>
ハッスルの”モンスターK”川田利明により、にわかに栃木ブームが湧き上がっている。
そこに本拠地を置くのが栃木SC。
今シーズンより”柱谷兄弟の兄”柱谷幸一が監督に就任し、
(弟は東京Vの柱谷哲二監督)
チーム力を着実に付けてきた。
Jリーグで4クラブを渡り歩いてきた地元の英雄・上野優作の栃木愛も躍進に一役買った。
<カターレ富山>
現在、京都の攻撃陣を支えている柳沢敦を生んだ場所、富山をホームに置くチーム。
名前の由来は富山の方言で“勝たれ”だけでなく、足で”語れ”、勝利の歌に“カンターレ”の意を込めた。
JFLの隠れた強豪として名の知れたYKK APサッカー部と、
地元のチーム、北陸電力サッカー部・北陸アローズを「富山にJを!」の合言葉で合併。
C大阪、鳥栖を率いた楚輪博(そわひろし)を監督に据えたことで、北陸の雄として名乗りを上げた。
<ファジアーノ岡山>
桃太郎の地・岡山に本拠地を置くファジアーノ岡山。
川崎製鉄所水島工場サッカー部OBによるリバーフリーキッカーズを母体とする。
04年に岡山県社会人リーグ優勝、07年に地域リーグ全国大会優勝によりJFL昇格。
そして、今シーズンのJFLでJ2昇格条件となる4位になり、J2参戦が実現。
Jリーグ経験者を多く揃えており、J2の厳しさはこの3チーム中熟知している。
これで来年のJ2は18チームと3シーズンぶりの偶数編成となったわけだが、
他にもJリーグ参入希望クラブは多くあるはずだ。
これ以上飽和状態になったらレベル低下を招きかねない。
そこで、J2下位クラブ、及び、財政難のクラブはJFL及び地域リーグへの降格という
ルールを制定してみてはどうだろうか。
(ただしJ会員は除名せず)
クラブの積極的な入れ替えは、リーグの活性化につながるが、
クラブ名を覚えるのが大変やわ・・・