モリシ引退によせて
(前身のヤンマーディーゼルサッカー部時代から含めると)セレッソ大阪一筋18年の
森島寛晃選手が現役引退を表明した。
原因不明の首痛で、昨年から欠場が長引き、復帰の見通しが立たないことから決意したそうだ。
ガンバ大阪のサポーターから見たら、憎むべき存在であり、褒めるべき存在でもあった。
大阪ダービーの時は、彼に散々振り回されたことだろうか・・・。
2002年のFIFAワールドカップ(TM)コリア・ジャパン大会、
大阪長居スタジアムで行われた日本vsチュニジア戦、
モリシの「長居は俺の庭だ!」と言わんばかりの先制ゴールが印象に残っております。
2度のJ2降格にも関わらず、モリシは一切グチを言わず、チームに残ってくれたことは
まさにバンディエラ(旗頭)と呼ぶに相応しいでしょう。
スター選手の移籍が日常茶万事のように行われている昨今を考えたら、
入団からチーム一筋の選手は希少価値と言えるでしょう。
森島寛晃選手、あなたに感謝したい。
セレッソ大阪との張り合いがあったからこそ、
ガンバ大阪はAFCアジアチャンピオンズリーグで決勝まで進めるまでに成長し、
西のビッグクラブと呼ばれるようになりました。
いずれまた、監督としてセレッソ大阪を率い、大阪ダービーで相討ちたい。
ありがとう。