パ・リーグ制覇は新生の第一歩 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

パ・リーグ制覇は新生の第一歩

埼玉西武ライオンズがパ・リーグを制覇した。
昨年、スカウト不正、親会社であるコクドの業績不振と
西武鉄道の株式不正発覚、
西武ドームの命名権を持っていたグッドウィルの二重派遣発覚と
その子会社である介護サービス業のコムスンによる介護報酬不正請求で
西武ライオンズは満足に試合に集中出来ず、
所沢に移転して初めてBクラス転落を味わってしまった。

そこで西武ライオンズは地域密着を念頭に入れ、
チーム名に埼玉を入れる大決断を下す。
さらに広岡内閣、森内閣の投手陣の一角として、日本一の美酒を味わった
渡辺久信を監督に据えた。
結果として、埼玉西武ライオンズはパ・リーグ制覇を成し遂げた。
ソフトであるチームは圧倒的な練習量に裏付けられた
打撃力、機動力、投手力。
特に打撃力の面では圧倒的だった。
おかわり君の異名を持つ中村の豪快なホームランは、見るだけでも満腹。

躍進のもう一つの理由としては、選手全員の意識改革。
渡辺監督は現役時代、ベンチの冷徹かつ暗さに違和感を感じ、
いちいちベンチを見るような選手にはなるなと激を飛ばした。
この意識改革が、ただ強いだけの埼玉西武ライオンズを
明るいチームに昇華させたのは言うまでもない。

ホームゲームの大宮開催や、同じ埼玉にホームを持つ
浦和レッズ、大宮アルディージャとの連携も効を奏した。

今回のパ・リーグ制覇は新生の第一歩。
まだクライマックスシリーズ、日本シリーズ、アジアシリーズが
残っているので、一戦一戦大事に戦ってほしいことを望む。