痛すぎる愛のカタチ
いやぁ~午前中は参ったね~コリャ。
大阪市内で大雨洪水警報が発令される位、雨ザーザー降ってたもんでよぉ~。
そんな中、所用ついででミナミに行ってそこにあるシネコンで「蛇にピアス」を見に行ってきた。
演劇界では広く世界に知れ渡っている蜷川幸雄が
久々に手に灰皿からメガホンを持ちかえて挑む新作映画は金原ひとみの芥川賞受賞作を映像化。
率直な感想を求めるなら、蜷川監督の覚悟がひしひし伝わりましたね。
金原ひとみ本人からのオファーを受けた甲斐はあったと思います。
ピアスと入れ墨を通じて、未来に不安を持つ若者が痛みによって救いを求める。
こんな過激な愛のカタチもありかなって。
強烈だったのは冒頭のスプリット・タン。
実際こんな動きありかよ!ってツッコンじゃったわ。
ほか、強烈なシーン続出。
(でも、CGと特殊メイクを駆使すれば強烈なシーンなんてお手のモノ)
「青の炎」が甘口で、「嗤う伊右衛門」が中辛と辛口の間なら、
「蛇にピアス」は激辛10倍だもん。
ヒロインの吉高由里子も、大胆な濡れ場を見せてくれたし、
純粋なパンキッシュ小僧を演じた高良健吾も難役をこなしてくれたし、
一番強烈だったのは、入れ墨の彫り師を演じたARATA。
「ピンポン」「ワンダフルライフ」で彼を知った観客が見たら、
マジ失神するかも。
個人的には強烈なインパクトがありましたけど、
ホラー映画が嫌いな人は、あまりオススメできないよなぁ。