”まんが映画”への回帰
日曜日、「崖の上のポニョ」を見に行ってきた。
宮崎駿4年ぶりの新作とあって、全ての回で満席。
簡単に言うなら、21世紀の現在で展開される「人魚姫」のお話なんだけど、
宮崎駿監督は、手作りのぬくもり感を作品に与えた。
ここ10年間の宮崎駿作品は、硬派、ハード、2時間越え、デジタルが印象強かった。
そこで、自分が逝く前に、東映動画(現:東映アニメーション)時代、
”まんが映画”の製作で培われたことをこの作品にぶつけてきた。
CGに頼らず、手書きにこだわった手法で挑んでいる。
そのため、どのシーンも「ええ仕事してますね~」って感じがしました。
海賊版DVDで十分と思っている人間は正直キモい。
原点に立ち返った映像体験は、映画館じゃないと味わえないぞ。
特にDLPのデジタルプロジェクター上映で見ると、一味違う感動がジワ~っと来ますよ!