りぼんスペシャル夏休み大増刊号(序)
今回の編成を見てねぇ、不満タラタラやわ。
前半を本誌で現在連載している作品で占めるなんて、バカじゃんと言いたくなるよ!
このレビューの最後で、増刊をより有意義にさせるアイデアを語ります。
◆「イバ子の地球移住計画」(種村有菜)
「ミストレス☆フォーチュン」の番外編。
異星人が、シロガネーゼとか、成城マダムとかって・・・・
働いた金が全部弁償で消えるなんてバカじゃん!
で、3回連載、9月号で最終回を迎えるこの作品、
番外編でも巻頭カラーを与える姿勢には憤りを感じる。
こういうのを、キチガイに刃物と言うんだよ!愚か者めが!
◆「チョコレートコスモス」番外編(春田なな)
番外編は、第1話以前の話。
紗雪の「ギロッ」の原因がこれにあったとはね・・・。
納得。
◆「株式会社なんちゃってラブコットン」(樫の木ちゃん)
そっくりさん使うより、ちゃんと働けるバイト雇えよな!
コンプライアンスに反する行為やわ!
◆「バドガール」番外編(朝吹まり)
星斗も、旭に似たような境遇を送っていたんやね。
でも、旭以上に覚醒はムリだろうな。
◆「デザートポップ」(小桜池なつみ)
「青空ポップ」より、矢野美都がスターダムにのし上がるヒストリーを。
あの方のある出会いが、美都のプロ意識を増幅させた。
さらに、織花との遭遇が・・・
◆「おもいで金平糖」第2話(持田あき)
別の女が出来た事を理由に彼氏に失恋した花野縁が、3年前にタイムスリップしてしまう話。
そこまではよくある話なんですが、今回の話は違っていた。
持田あきが漫画表現の更なる可能性を追求していることを象徴している。
漫画原稿用紙の印刷される枠をフルに使って、表現力は十分。
なのに、おたより募集の柱だけは、しっかり残している所もあっぱれ!
◆「アニマル横町」(前川涼)
オチのVTR、ヤマナミさんが○ながら○○○○○する事自体、
怖いを通り越している・・・。
◆「ビューティフルドリーマー」(松本夏実)
失恋絡みの予知夢を良く見てしまう美夢。
ある日、無愛想な天文部の屋敷が、校舎の屋上から何者かに突き落とされる夢を見てしまったことから、
美夢の阻止計画が始まった。
屋敷が無愛想な分、「お~ま~え~は~」の怖い顔も強烈やった!
個人的には楽しめたんですが、サスペンスとしては、もう一ひねり欲しかったねぇ。
ワタクシが最も気になりそうになったのが、
192p1コマ目の美夢、アングルがきわどい。
デルタゾーンが、見えそうで見えないんだよね。
これは物議を呼びそうだ!
エロ漫画書いても遜色ねーけ?
あ、本誌10月号より「夢色パティシエール」連載始まるんだって。
最近、本人のブログでも、ケーキネタが多く書き込まれているってことは、この作品への伏線か?
ドラマ化で盛り上がっている和菓子職人漫画「あんどーなつ」(西ゆうじ+テリー山本)みたいな
ドラマになってくれれば、ワタクシの暴走するエロ妄想を食い止めてくれるだろう。
これはりぼんの三大スローガンである「愛、夢、笑い」の回帰・再評価路線に沿っている。
「青空ポップ」といい、「ラブコットン」といい、「CRASH!」といい、「バドガール」といい・・・
◆「カワルカワラズ」(萩わら子)
ぼっとん便所、五右衛門風呂、怖い話・・・田舎はネタの宝庫。
しかも、主人公の美希、萩わら子作品史上の・・・
巨乳キャラだって!
強力やわ!
◆「恋情グラフィティ」(込由野しほ)
モノローグから作品世界に引き込まれ、1本のショートフィルムを観ている感覚を味わう。
これが今のこみゅっちの持ち味なんだよね。
このクオリティとテンションを次の連載に生かせればいいのだが。
◆「ウィーアー」(黒崎みのり)
(あどけなさは残るものの)こんなにイケてる中学生おるんかいって!
黒崎みのりはこういったところも売りなんだよね。
ラストが秀逸。
でも、かっちょええ男の子が続いていたので、
もうそろそろ女の子を前面に出した作品をだしてみてはどうだろうか?
◆「HIGH SCORE」(津山ちなみ)
正直、ミッキーの担当編集・吉田は少女漫画を知らないんだよね。
お前は青年漫画誌の方がお似合いだっつーの!
もしかして、吉田が求めたがっているのは、
ふたなり、ニコイチか?
マッチョ好きは巨根好きだったりして。
久々に、めぐみ様の谷間拝められてよかったなぁ。
◆「ララ子さんのお店屋」(なにわ小吉)
新キャラクター干野が登場。
こいつの親は何考えているのか、さっぱりわからんわ。
続く。