8月号(序) | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

8月号(序)

古い話になるけど、6月17日(火)、この日は集英社にとっては歴史的な日となった。


同日、集英社は小学館の子会社である小学館プロダクションへの出資と

小学館集英社プロダクション(以下、小プロ)への社名変更を発表。

これは集英社の著作権ビジネス強化の一環として、映像化窓口の一本化や

キャラクタービジネスの強化を目指すとのこと。

 小プロは版権管理に特化した会社で、保有するコンテンツの映像化やゲーム化を手がけている。

 これまで、漫画コンテンツの映像化やゲーム化は、イラストや脚本チェックなど

 作者や担当編集者の業務の煩雑化による負担が大きかった。

 これを小プロが仲介窓口になることで、組織的に展開させる事で成功している。

 「ポケットモンスター」>「コロコロコミック」との連動を展開。

 「きらりん☆レボリューション」>「モーニング娘。」とマッチング。

 ほか、「ドラえもん」「名探偵コナン」など、メディアミックス展開に成功している作品が多い。

 こういったメディアミックスの取り組みもあって、’06年度の小学館の総売上高は、

 1470億円を稼ぎあげ、これまで業界トップを守り続けた講談社を逆転した。

 さらに、小プロは小学館、集英社と共同で米国カリフォルニア州に現地法人「VIZメディア」を設立し、

 米国版「SHONEN JUMP」や少女漫画誌「SHOJYO BEAT」で成果をあげている。


ワタクシ、週刊少年ジャンプに特化した展開や、単行本依存の展開に異を唱えていたんだよね。

集英社にとって見れば「NARUTO」「デスノート」など週刊少年ジャンプの人気作を中心に

アニメ化や映画化で一定の功績を挙げているんだけど、

どー見てもねぇ、集英社のお偉いさんだけが楽しんでいるだけで、

利益重視としか見ていないんだよね。

より幅広い展開をさせるためには、小プロのノウハウをつぎ込んでおく事も、

いい選択肢として見ている。

特に、りぼんにとっては、いい追い風になるだろう。

例えば「株式会社ラブコットン」をTVドラマ化する際、今が旬の美少女アイドルを贅沢に起用。

しかも、ラブコットンのメンバーを4人全員女子にして設定する。

成を成海璃子、鈴を「バカキャラにはバカキャラで!」(笑)ということでスザンヌを起用。

ほか、北乃きい、夏帆とかも候補に入れたほうがいいかも。

未来と正については、消すのも勿体無いので、陰ながら応援する取り巻き役に徹する。

演じてもらうなら、D-BOYSのイケメン俳優に演じてもらいたいね。

家族全員で見て、語れて、考えさせられる、共感できる内容は

「ROOKIES」にも通じる点が多いと思います。


以前から口が酸っぱくなるくらい言っている、

りぼんに週刊少年ジャンプを初めとするジャンプグループの人気作を

少女漫画風味でスピンオフさせた漫画を掲載するのも手かも。

双方にとってメリットは大きいと思います。


今や日本の漫画もグローバル化、対象年齢、性別、ジャンルのボーダレス化が進んでおり、
メインターゲットである小中学生女子相手では限界がある。

女性が少年漫画誌を読んでいる光景が目立っていることは、

こういったボーダレス化の表れではないだろうか。
男性読者も視野に入れた戦略を組んだ方が最も妥当だと思う。

でも、これだけじゃ出版不況打開にはつながらない。

今、小学館と集英社は、水面下で合同持ち株会社方式による経営統合へ向けて動いている。


<持ち株会社>小学館集英社ホールディングス

            ↓     ↓      ↓

<連結子会社>小学館  集英社  その他系列企業


今回の小プロの集英社出資は氷山の一角。

小学館が発行しているヤングサンデーとJudyの休刊が、

小学館の将来を見据えた経営判断であることも加えたら、経営統合は時間の問題である。

※ヤングサンデー休刊は、新コンセプト漫画誌創刊へ向けての発展的休刊であると正式リリース済み。


出版不況打開への模索と、

野間一族の音羽連合、角川グループの猛追を寄せ付けないため、経営統合は最良の選択だと思う。

ま、集英社は小学館の娯楽雑誌部門を独立させた会社である以上、

壁は一切ないんだけどね。


◆「絶対覚醒天使 ミストレス☆フォーチュン」第2話(種村有菜)

冒頭から妃のEカップの事で嘆くなよな・・・銀色よ・・・。

男なら些細な事でクヨクヨするな!


イーバのレベル分けの中で、「さらに上があります。」って記載されているけど、

どっかの安っぽいホラー映画みたいに、人間に取り入れ潜伏ってのもあるワケ?


今回の話でツボになったのはイバ子。


もっと「まろん」とか「めろこ」とか

頑張った名前つけてよー

のオネエ言葉には爆笑したし、

イバ子の「にょっ」とした動きにも爆笑。


で、次号最終回なんだけど、カラー扉与えるなんて

他の漫画家からは反発を招くだけやん。

種村有菜と春田なな目当てで読んでいる知能の低い連中は何で行動を起こさないの?

今回の連載、3回連載に疑問を持っている人間は多くいるはずだし、

静観なんて不気味すぎるわ

◆「アニマル横町」(前川涼)

役にたたねぇよ!こんなエコは!

◆「チョコミミ」(園田小波)

海水浴でのあるあるネタ連発に爆笑。

◆「ややプリ」(真城ひな)
夏祭り、親が頑張りすぎてどうするんだ!

◆「こもれび」第1話(えばんふみ)

動物の気持ちがわかる作品ですね。

今回はウサギを捨てた○○(ネタばれ防止のため失せた)。

捨てられた側にとってはねぇ、どんなに傷ついただろうか判るか?

それは、種村有菜と春田なな目当てでりぼんを購読している人間にも言えるね。

心情を無視して、他の漫画家を(ネットの掲示板などで)けなし放題けなしていることに、

後ろめたさはないのか?


でも、えばんふみは好き嫌いの好みが分かれるからね。
今回の連載も長続きはしないと思う

◆「ちびまる子ちゃん」その123(さくらももこ)

さすが!昭和のおぼっちゃまは、やる事のスケールがケタ違い!

藤木と永沢がグチるのが良くわかるわ。


次は12月号に登場するとのことで、ここ最近、コンスタントに本誌に登場している事は、

ドラマ版により、原作のよさを見直す動きが現れているのではないだろうか。

侮蔑している人間は、自分の知能が幼稚園児より低いっていることに気づいていないしね。

◆「株式会社ラブコットン」第18話(樫の木ちゃん)

ラブコットンとミルキーボンバーの間で争われる決勝戦は

一番大事な人がどっちを選ぶか、

さらに、相手チームの大切な人にも服を作るという過酷なルール。

まさに残酷な展開。


あらゆる荒波を乗り越えてきたラブコットン。

結末のあれは、なにやら起死回生への秘策があるのか?!
◆「CRASH!」第16話(藤原ゆか)

扉絵の花ちゃん、健康体でいいわ~

藤原ゆかは青年誌でもポテンシャルを発揮できるかも。


今回のツボは一彦の○○(ネタバレ防止のため失せた)に、花ちゃんの・・・。

まさにぶっ飛んだね。
(何でぶっ飛んだかは、今すぐ本誌を買え!)


続く!