佐藤浩市の怪優ぶりに爆笑せよ!
早速見に行ってきたぜぇ。「ザ・マジックアワー」。
「THE有頂天ホテル」でコメディ映画の醍醐味を出してくれた三谷幸喜が、
またしても、映画独特の味を出してくれました。
5分に1回、笑いが巻き起こる展開の連続に「笑い殺す気か!」ってツッコミましたね。
(でも、大声で笑うのは迷惑になるので、マナーモードに設定してください。)
映画のセットになりそうな架空の港町。
暗黒界の顔役の愛人に手を出した手下・備後は、
助けてもらう代償に、素性不詳の伝説の殺し屋・デラ富樫を5日以内でつれてくるよう命じられる。
期限の5日が迫っても発見できずに焦る備後は無名の三流役者を雇い、
殺し屋に仕立てると言う苦肉の策を思いつくが、
まさに、展開は、1つの嘘から次々と妄想を生み出す、
ケンドー・コバヤシの得意技である嘘芸に通じるものがあるね。
この映画では、三流役者・村田役の佐藤浩市の怪優ぶりに爆笑した。
備後に振り回されながらも、備後の嘘にまんまとハマってしまった村田。
デラ富樫に徹底的になりきるも、ペーパーナイフをなめ回すシーンには
「これはやりすぎだろ・・・」って思ったわ。
ほか、色々なシーンに爆笑のツボがあるけど、ネタバレ防止のため割愛。
これぞ、「すべりまへんなぁ~」な映画でしたね。
12作作って、海外では評判が高いのに、日本で大当たりしたのは1本だけと言う監督は
見習った方がいいと思うよ。
4作作って、経験値が上がるたびに、映画独自の味を出し、成功を収めた監督の映画はこうだ!
ってコトを。
(ちなみに前者は、後者が脚本を担当したドラマに主演していた!)