【EURO2008熱中企画】出場チーム分析②
次はB組。
※FIFAランキングは4月9日時点。
【オーストリア】(FIFAランキング:102位/初出場/開催国特権により予選免除)
FIFAワールドカップ(TM)出場回数が7回。最高順位が3位というオーストリア。
意外な事にEURO初出場。
選手、監督としてFIFAワールドカップ(TM)に出場経験のあるヒッカースベルガー監督は
今大会に向けて世代交代を進めているが、結果もついてきていないのも事実と何かネガティブですが、
予選リーグ突破するしない関係なく絶対に注目してほしい若い人材も結構いるのだ。
19歳からキャプテンマークを巻くMFイヴァンシッツ(24歳)は得点能力とパスセンスに優れていて、
昨年夏のFIFA U-20ワールドカップ(TM)で準決勝進出に貢献した
FWハルニク、MFカフラク、DFプレドゥも加わり大番狂わせも起こるか?
【クロアチア】(FIFAランキング:13位/2大会連続3度目/予選大会:E組1位)
イングランドの本大会出場を阻止したのがこの国。
長年使われてきた3-5-2から4-4-2にフォーメーションに変更し、
MFモドリッチをボランチにコンバートした事で、クラニチャールとのダブル司令塔が実現。
持ち前の堅守も手伝って、手堅く勝ち点を稼いで、グループ1位突破と絶好調なんですが、
昨年2月、名FWシュケルの後継者候補であるFWダ・シルバが、所属するアーセナルの試合で
左足首複雑骨折と、サッカー選手としては絶望に近い重傷を負わされた。
これが大きなネックにならなければいいのだが・・・
【ドイツ】(FIFAランキング:5位/10大会連続10度目・優勝3回/予選大会:D組2位)
FIFAワールドカップ(TM)で3度、EUROでも’72年、’80年、’96年と3度優勝に飾っている強豪。
リスクの大きい世代交代の過渡期の真っ只中で、下馬評が低いとされていたが、
FIFAワールドカップ(TM)コリア・ジャパン、ドイツ大会では好成績を収めた。
さらに進化したチームをと、ヨアヒム・レーヴが監督に就任。
メッツェルダー、メルテザッカーの長身DFラインに、突貫小僧のシュヴァインシュタイガー、
強烈ミドルの持ち主であるフリングスに代表される攻撃的MF陣。
さらに、MFバラックが11ヵ月ぶりに代表に復帰したのはうれしい。
そしてFWはクローゼ、ポドルスキ、クラニーに、今シーズンのブンデスリーガを沸かせた
マリオ・ゴメスとタレント揃い。
欠点はGK不足。優れたGKを数多く輩出してきたドイツですが、近年はGK不足に悩んでいる。
不安定感が否めないヒルデブラント、経験不足のエンケは、じずれも決定打に欠ける。
【ポーランド】(FIFAランキング:28位/初出場/予選大会:A組1位)
オーストリア同様、FIFAワールドカップ(TM)出場回数が7回。
最高順位が3位という古豪なのに、EURO初出場。
初の外国人監督となったオランダ人の名伯楽・ベーンハッカーが、
伝統のカウンター攻撃に磨きをかけ、さらに崇高の域に高める。
それにも関わらず、世界的に知名度の高い選手はほとんどいないのが現状。
そんなチームを引っ張るのが、予選大会12試合出場9ゴールを稼いだFWスモラレク。
彼の活躍に注目だ!
〔この試合に注目!〕
ポーランドvsクロアチア
6月16日(月)20:45(日本時間03:45)
カウンター攻撃を得意とする両チーム。
ダ・シルバを欠いたクロアチアと、点取り屋スモラレクを要するポーランド。
カウンター攻撃の成否はエースストライカーの存在にある!
〔決勝トーナメントに進みそうなのは・・・〕
ドイツ、クロアチア