4月27日のワシ・映画編。
日曜日、Jリーグの試合のため、神戸に足を運びまして、
キックオフまで時間はあるので、約1年半ぶりにOSシネマズ・ミント神戸に足を運びました。
で、見に行ってきたのが、「少林少女」。
「踊る大捜査線」のスタッフと、「少林サッカー」「カンフーハッスル」のチャウ・シンチーがタッグを組み、
日本映画界きってのすべらない女優・柴咲コウを主演にすえたハイテンション・カンフーアクション。
「世界の中心で、愛をさけぶ」85億円
「県庁の星」20億円
「日本沈没」(’06年版)54億円
「どろろ」34億円
「舞妓Haaaan!!!」20億円
とにかく柴咲コウはこれらの代表作を見た限り、”観客を呼べる女優”の名声を得ている。
更なる進化を求め、脚本完成以前のプロット段階で出演を快諾。
で、内容はというと、流石・・・!
ホンマ、すべりまへんなぁ~な映画でした。
日本映画なんだけど、どちらかといえば、チャウ・シンチー色に染まっている。
少林拳に、ラクロスを組み合わせたことや、カンフー映画によくみられる復讐のドラマも織り込んでいる。
それに、柴咲コウが至高の域に高めている。
喜怒哀楽の表情がしっかりしていることだけでなく、
少林拳の使い手以前に、一人の人間としての面も出ている。
単なるアイドル映画とこき下ろす人間は自分の教養不足に悔やむべきだと思うね。
競演陣も彩を添えている。
闇のオーラが漂う大学学長を演じた仲村トオルは
出世作「ビーバップ・ハイスクール」の時の様な殺気を感じたし、
中華食堂のマスターを演じた江口洋介との対峙は「救命病棟24時」第3シリーズを髣髴とさせた。
江口洋介は国境なき医師団のメンバーで、仲村トオルは国会議員を演じており、
未曾有の大震災に見舞われた東京で、災害時の救命活動を巡り、対立を起こしている設定で。
それだけではない。
チャウ・シンチー色を補完する意味で、「少林サッカー」の”鎧の肌”役ティン・カイマンと、
巨漢の”軽功”役のラム・チーチョン(「少林サッカー」公開時の名義はリン・ゾーソォン)が出演している。
この2人がいなかったら、いくら柴咲コウでも重圧に押し潰されていただろう。
「無問題(モーマンタイ)」主演で香港にも名を知らしめた岡村隆史は・・・ま、ええか。
で、ワタクシが最も特筆すべきは、スカイウォーカー・サウンドの設計デザインによる
ドルビーデジタルEX音響が、OSシネマズ・ミント神戸の最新デジタル音響システムによって、
より活かされていた。
こんなのTHXでも出せないと思うよ。
OSシネマズ・ミント神戸が出来た後は・・・
↑2階にあった阪急会館1・2は、コーヒーショップ、旅行代理店、携帯電話ショップに衣替え。
↑三劇1・2跡。ゲーセンになったが、場内はその名残も残っている模様。
で試合のほうは、ガンバな話の方で・・・