今年の夏も東宝が一人勝ちするか?
スタジオジブリの新作アニメーション映画「崖の上のポニョ」(監督宮崎駿)の製作報告会が11日、都内で行われ7月19日に公開されることが決まった。今月19日から全国の劇場で限定上映される予告編もお披露目され、人間になりたい“金魚姫”のポニョが泳ぎ回る姿に歓声が上がった。歌手の矢野顕子(53)が声優として出演することも発表された。
「崖の上の…」は、宮崎版人魚姫と言える作品で、海に棲む魚のポニョと5歳の少年・宗介の交流を描いた物語。この日、一足早くマスコミに公開された1分25秒の予告編では、クラゲの布団から飛び出したポニョが宗介と出会うまでが上映された。
※スポーツニッポン4月12日7時7分配信分より一部引用
「もののけ姫」以降のジブリ作品は、子供が楽しめるものがあるけれど、いかにも”硬派”路線が多かった。
上映時間も2時間前後と長くなる傾向があったし、
「ハウルの動く城」は製作進行の遅れから、’04年夏公開から同年11月公開にずれ込んだし、
これ以上お得意様に迷惑をかけたくない思いから、当初の上映時間も大幅に削減され1時間59分に。
宮崎駿監督は、もっと書きたい部分が30分ぐらいあったと思うんだよね。
’06年公開の”宮崎Jr”宮崎吾朗の初監督作「ゲド戦記」では、これまでジブリ作品では当たり前だった
タイトルに「の」を入れなかった。
だけど、76億5000万円の興行収入をあげ’06年度邦画興行収入1位をマーク。大当たりした。
なのに映画視力が全盲の映画評論家連中には受け入れられなかった。
おすぎの「ジブリなので背景とか絵だけは綺麗だったけど、もうつまんないの!」はひどいと思う。
おすぎは「(「ゲド戦記」ではなく)ジブリはもう終わっている」とほざいたも同然だもん。
で、この反発を受けて宮崎駿が重い腰を上げ、「崖の上のポニョ」に至った。
「となりのトトロ」の頃に戻って、デジタル映像技術に頼らず原点回帰。
これを追い風に受けているのは配給元の東宝。
東宝では6月21日に「インディ・ジョーンズ」の最新作を日劇1系メインのチェーンで公開し、
7月19日の「崖の上のポニョ」で、一気に夏興行を独占させたい模様。
(「ポケモン」「NARUTO疾風伝」の劇場版は鉄板扱い)
この脅威からか、松竹系、東急系、東映系でかかる作品が控えめになっているんだろうな。
でも、都市型シネコンとして本年夏に新装オープンする新宿ピカデリーのオープンには
そんなの関係ねぇ!だもんなぁ。