桑田真澄、電撃引退。
26日放送のTBS系「NEWS 23」で桑田真澄投手の独占インタビューが放送され、
そのインタビューの中で、現役からの引退を表明した。
思えば、彼の野球人生は波乱の連続だった。
PL学園時代は清原和博とのKKコンビで高校球界を席巻。
’85年のドラフト会議で起こったKKコンビの明暗。
巨人に入ってからは投手陣の一角を担った反面、
登板日漏洩疑惑、右肘側副じん帯断裂のアクシデントにも見舞われた。
’01年に一度は引退を決意したものの、次期監督に就任した原辰徳に促され現役続行し、
’02年は4シーズンぶりの2ケタ、15シーズンぶりの最優秀防御率のタイトルを獲得。
ですが、’03年以降輝きは失われ、’07年ピッツバーグ・パイレーツ入団で大リーグに挑戦するが、
3月のオープン戦での右足首じん帯断裂で完全に出遅れ、それから3ヶ月にメジャーのマウンドに立つ。
中継ぎとして大事な局面で三振が取れる投手として評価は得たものの、球威の衰えは否定できなかった。
この23年間は、いいこともあったし、悪いこともあった。
統括するなら、桑田真澄の野球は、魂の野球だったのかもしれない。
魂の野球を追い求めた23年間分の経験を、
自ら会長を務めるボーイズリーグのチーム・麻生ジャイアンツ で、
自分が果たせなかった夢を、これからを担う子供たちに託してほしい。
そう願いたい。
