時代の流れに取り残され・・・
千日前国際劇場(元・松竹東急系)、国際シネマ(元・東映系)、国際地下(元・にっかつロマンポルノ系)が
3月いっぱいで休館することになった。(このまま60年以上の歴史に幕を下ろすことは避けられない。)
元はロードショー館でしたが、TOHOシネマズなんば、なんばパークスシネマという
2大シネコンのオープンで、ロードショー作品がシネコンに流れたことが最大の原因。
そりゃ当然やん。
ワタクシ、千日前国際劇場と国際シネマに行った経験はあります。
千日前国際劇場の座席は(シネコンの座席というより)新幹線のグリーン車並みのシートが
売りだったんですが、トイレがあんまり綺麗じゃない。
国際シネマは’46年開館のまま。
座席がボロボロ、トイレも国際劇場より汚い。
おまけに1階の一部に柱があり、鑑賞の妨げになっていた。
松竹東急系と東映系にとっては、なんばパークスシネマに場を移したことで、
よりよい鑑賞環境を手に入れたのではないでしょうか。
映画館も生き残りの策を模索していたんですが、
採算的に苦戦したのが大きな決断に踏み切ったのではないでしょうか。
道頓堀東映、角座、そして千日前国際劇場3館と、映画館と呼べるものが消えていく・・・。
時代の流れには逆らえない。
「オリヲン座からの招待状」のオリヲン座のように・・・。