2008年Jリーグを斬る・J1編②
続き!
今年のスローガン>Progress
監督>三浦俊也(2年目※J2時代含む)
IN>ノナト(フォルタレーザ=伯)平岡康裕(清水)
OUT>ブルーノ・クアドロス(F東京)和波智広(未定)アルセウ(柏)
大宮をJ1チームに育て上げた三浦俊也の手腕は、札幌を6年ぶりにJ1に引き上げた。
昨年は西澤、曽田、池内のDF三銃士に、完全加入に移行したダヴィの攻撃力が注目されたが、
今シーズンはノナトも加わり、攻撃力は向上。
三浦監督の手腕なら、今年のJ1残留は9割方確実。
無事昇格したものの、Jリーグから2億円の債務超過を本年で解消する通知を受けており、
フロントは札幌観光キャンペーンに、コンサドーレの選択肢を増やしたほうがいいと思う。
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【東京ヴェルディ】 ※東京ヴェルディ1969改め
今年のスローガン>全緑疾走 2008闘強
監督>柱谷哲二(新任)
IN>和田拓三(横浜C)那須大亮(横浜M)福西崇史(F東京)土肥洋一(F東京)
OUT>フッキ(川崎)佐藤悠介(栃木)名波浩(磐田)
2年間の”地獄”から復帰を果たしたかつての盟主・東京ヴェルディ。
ヴェルディが帰ってきたといっても、あの時の強さがよみがえる・・・には期待しないほうがいい。
J2落ちし、ラモス体制の試行錯誤を繰り返した結果、読売クラブ・川崎の色から
完全に東京(西部)色に染まったチームに(本当の意味で)生まれ変わった。
日本サッカーを牽引してきた”Jリーグ元年”の頃の歴史から決別し、新たな歴史を築けるか。
監督がオフトジャパン時主将としてチームを鼓舞した柱谷哲二が、コーチから昇格。
浦和のコーチ時代は、サテライトを主に指導し、後に活躍する主力選手の躍進に一役買い、
東京Vに盟友であるラモス前監督のサポート役に徹し、昇格を後押しした。
だが、昨シーズン攻撃陣の柱であるフッキが川崎に復帰し、その穴をどう埋めるかが課題。
今年のスローガン>SMILE~KYOTO for the better future
監督>加藤久(2年目※J2時代含む)
IN>柳沢敦(鹿島)佐藤勇人(千葉)シジクレイ(G大阪)増嶋竜也(甲府)
OUT>アンドレ(帰国)秋田豊(引退)中払大介(福岡)美尾敦(甲府)
J初のエレベーターチームというレッテルを貼られ、完全京都仕様のチームに生まれ変わった京都サンガ。
昨年1月に入社し、いきなり専務取締役に就任した加藤久の手腕により、着実にチーム力をつけ、
昇格争いも終盤戦の10月、監督に電撃就任して話題を呼び、この決断が功を奏し、
広島との入れ替え戦を制した。
今年は柳沢、佐藤勇、シジクレイと各ポジションで柱となる選手を積極的に獲得。
昨年引退した”闘将”秋田豊が、今シーズンからコーチに就任し、チームに”闘魂”を植えつける。
今年はまずJ1残留が目標。
京都の人は一流を好み、サンガは敬遠されっぱなしだったが、
クラブの京都化が進行中。一流入りへの進化はこれからだ!
続く。