クラブチーム創設で裾野を広げよ。
2008北京夏季五輪・ハンドボール男子アジア予選(再戦)@代々木第一体育館
日本 25<11-14/14-14>28 韓国
※韓国が北京夏季五輪出場権を獲得。日本は世界最終予選出場へ。
この同じ日に行われたサッカーの日本代表戦を上回る集客率&マスコミ注目度が高かったこの試合。
いや、決して無駄ではなかったよ。
”中東の笛”疑惑がアンフェアだと、日本協会とアジアハンドボール連盟(AHF)のアハマド会長と
骨肉の争いを繰り広げた結果、AHFの反対を押し切りアジア予選のやり直しを強行開催。
国際ハンドボール連盟から派遣された審判団によるフェアなジャッジで、試合はより盛り上がった。
結果、日本は負けたが、開催に悔いはなかった。
よく考えてみれば、日本のハンドボールは20年以上”中東の笛”によって
地に落ちたといっても過言ではない。
”中東の笛”を黙認しているアハマドのおっさんは正直、スポーツを、日本を、完全にバカにしている!
クウェートのスポーツ組織が王族関係者で牛耳られており、完全に私物化。
大阪も参戦していた’08年の夏季五輪招致レースでは、
IOCの委員も兼任しているアハマドのおっさんは大阪を支持していたが、
突如手のひらを返し、北京支持に回った。結果、夏季五輪は北京の手に。
さらに日本は湾岸戦争におおて、巨額の血税130億ドルを注入しクウェート開放に一役買った。
その恩を忘れている!
王族の人間だから、何をやっても許されるのか!と。
今回のアジア予選のやり直し開催により、日本のハンドボール界がどっちかに転ぶかもしれない。
ワタクシはいい方向に向かってもらいたいが、日本リーグは社会人チームが占められており、
そのチームの親会社に社員として入社しなければプレーは出来ない。
(宮崎大輔選手のように契約選手としてチームと契約するケースもあるが。)
これがネックになって、ハンドボールのプレーヤーとしての寿命は
高校、もしくは、大学で途絶えるケースも。
さらに、あらゆるスポーツの実業団チームの休部・廃部が相次ぎ、スポーツ人口が減少傾向にある。
ハンドボールも例外ではない。
いっそのこと、クラブチーム創設という選択も作ってくれないかなぁ。
ハンドボールがやりたいけど、どうやってするのかわからない。
地域密着のクラブチームなら小学生からの一貫育成というシステムも出来るし、
裾野拡大と日本リーグのレベルアップに貢献できるし、地域振興に貢献できる。
練習場もその地域の自治体が血税を無駄に使って建てられた公共施設をフル活用すればいい。
サッカーのJリーグが、百年構想を掲げており、
ホームタウンでの、今やりたいスポーツを楽しめる環境作りを目指すことと、
スポーツを通して様々な世代の人たちが触れ合える場を提供することを考えたら、
ハンドボールのクラブチームはこのコンセプトに合致するのでは。
せっかく作ってくれた流れを断ち切るな。