りぼんスペシャルお正月大増刊号(破) | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

りぼんスペシャルお正月大増刊号(破)

続き!


◆「不思議の花園」(武内こずえ)

スペシャル秋号掲載作の続編。

ミステリアスな右京・左京兄弟が経営、真綾(16歳・女)と立吉(カラス)がいる謎の多い花屋の話。

今回は8年も交際しているマリさんがお客様として来店するが、ところがなにかワケありで・・・


いや~とにかくある種のミステリアスな話でしたね。

お陰で大・・・ダイブ!!!!できる作品に仕上がっていた。

特に結末は救いがあったといえよう。

質の高い作品とはこう言うもんだ!ってことを知らしめたね。

武内こずえ、完全復活への兆しとなるのか?

でも、2月号より始まる「マジョカル☆マジョカル」もあるけど、

この作品と平行して、クオリティとポテンシャル、維持できるのか?

◆「チョコミミ」(園田小波)

あまりにも忙しすぎたのか?4p。

改めてバンビって女の子やなぁって感じさせてくれました。

◆「HIGH SCORE」(津山ちなみ)

バカめぐみにお見舞いを行かせるな!

このバカっぷり、”バカドル”としてブレイク中の里田まいとガチバトルが見たい。

◆デビューコーナー

◇「デイドリームビリーバー」(木村恭子)

絵の雑っぽさは否めなかったが、もっと磨け。

◇「キミと青い春」(南美ナオ)

こちらは1つのテーマに対する生かし方がキチンとなっていない。

読者に自分の体温を感じさせることをしろ!

◆「愛してない」(実際には鏡文字)(槙ようこ)

このタイトルと予告カットを見て硬派な物語だろうと思われていたが、扉絵見て・・・

無断転載禁止(C)槙ようこ/集英社

引きました。
どーみても浮きすぎやん!

彼氏をコロコロ変える知也果(ちゃか)の話なんだけど、幼馴染の大心を放置プレイさせすぎ。

なんじゃそら。

◆「自殺ヘルパー」(いしかわえみ/原作:吉成郁子)

前回の評判が高かったのか、「マトリックス」の様な八重さんのボディースーツ姿に萌え~なのか、

続編が来ましたヨ!

今回は犬を飼うために偽装自殺を手伝ってほしいという北砂宝(きたずなたから)からの依頼に、

八重が意外な反応を・・・!
前半部は偽装自殺の話だったんだけど、もっと話を掘り下げてもらいたかったなぁ。
なぜなら、後半部は八重が自殺ヘルパーを始めた理由、そして、尽の過去にふれる内容に

ウェイトを置いていた。
この2つが見事に交錯していたからこそ、繋がった話に仕上がっていた。

正直、デビューの頃は興味薄だったんですが、

スペシャル夏号掲載の「海が呼んでる」で2008年の要注目漫画家に躍り出た。

’08年はきっと引っ掻き回してくれる!

◆「アニマル横町」(前川涼)

今回はヤマナミSHOW!!番外編。

4コマだけで勝負してきた。

シュールなユーモア連発にププッ。

◆「ガールズ☆カンパニー」(さわたり留樹)

この絵柄、ショート向きでこりゃいいわ・・・。

◆「10センチ☆エスパー」(中島椿)

ポロリもあるでよ!な「超能力学園Z」並みの超能力コメディ。

超能力一家に生まれた小泉あかねと、あかねの念動力に助けられたけど、

自分は念動力があると勘違いしている柳沢・・・

よほどおバカコメディに仕上がっていた。(「超能力学園Z」ほどのオッパイポロリはないがな。)

時間をかければ、より作品世界に深く潜れるのに、なんで中島椿を侮蔑するの?

知恵遅れより知能が低い連中には、中島椿のよさなんて理解できないだろうな。

所詮、こいつら、ケツのアナから生まれたビチグソだもん。

◆「花子さ~ん!」(大川ひろみ)

32pの読みきりではいい成績を残せなかった大川ひろみは、この作品で居場所を見つけたようだ。

笑えて怖くないホラーショートがようやく型にはまった。

今回も思い込みの激しい女子高生相手に花子が奮闘するところにあっぱれ!

今年の裏MVP作家に決定やな。

◆「プリズム ホーム」(込由野しほ)

スペシャル秋号掲載の「恋いちご」で新境地を開拓した込由野しほ。

駅のホームの思い人の話なんですが、作品の持つ旨味を十分に出している。

来年は本当の意味での飛躍を願う。

◆「アップル&チェリー」(おおいま奏都)

クリスマスの大騒動なんだけど、展開がオバカすぎる。

◆「ユメ▼ノンSTOP!」(半澤香織)

今回の増刊の中で、最大の問題作がコレ。

あの4コマ漫画「いちごオムレツ▼」の半澤香織、初のストーリー漫画だ。

普通の町其成町の真上にあるユメの国で起こった大騒動を描いたこの作品。

魔法使いになりたいユメノ(11)が活躍する物語ですが、キャラ1人1人が光ってました。

初めてのストーリー漫画にしては及第点なんですが、改善すべきところも多いのも否めない。

半澤香織は、もっとテンションを高めるようなものを書いたほうがいい!

じゃあ、柴田ヨクサルのような、豪快なコマ使いで展開される、

脳内のアドレナリンがたぎるようなバレーボール漫画を書いてもらえたらいいんだけどなぁ。

(半澤香織は高校時代、バレーボール女子日本代表の選抜メンバーに選ばれたことがある)

◆「キューティーBLACK」(柚木ウタノ)

おねぇ男子モノですかぁ・・・。

日本のオトコは、いつから貧弱になったのやら・・・。


続く!