ドラマ「有閑倶楽部」私的解析ファイル・第9回
【重要なお知らせ】この項目は、まだ見ていない方、ドラマ化に否定的な方、未放送地域の方は
ネタバレに関する項目が含まれているため、閲覧をご遠慮ください。
あと2回となった「有閑倶楽部」のドラマ。
今回はRMC4巻&文庫3巻収録の「PART14」。霊感の強い悠理の幽霊話の定番です。
(ガールズリミックス収録時は「悠理、教頭の不正を暴く」に改題)
教頭の不正行為により聖プレジデント学園高等部に落ちた受験生が自殺し、
幽霊となって悠理に助けを求める話ですが、
ドラマでは学級主任・緑川(山崎一)の不正を暴くお話。これが最大の比較。
ドラマ版での教頭は半海一晃がレギュラー出演している関係上、
キャラクター的にも不正する人間じゃない、というより、不正工作に乗らされそうなキャラクターですから。
◆ドラマでのカジノでは、花札、丁半のシーンが描かれているが、原作では描かれていない。
西洋カジノに和製賭け事は・・・。
◆早速期末試験に向けた特訓を受けることになった悠理の拷問装置は
「PART6」(RMC2巻&文庫1巻収録/リミックス掲載時は「ロック歌手殺人事件」に改題)からの
1エピソード。
ラストのルーレット対決は「ジョジョの奇妙な冒険」も真っ青の
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ感が出ていましたが、
原作では憑りつかれた悠理が黒のままでとまったが、ドラマでは赤を選択した。
普段のときと、憑かれたときを上手に演じ分けた美波タソの演技に脱帽。
霊感の強い悠理君の幽霊にまつわるエピソードは
リゾート地を舞台にしたRMC3巻&文庫2巻の「PART8」も傑作である。
(ガールズリミックス収録時は「悠理に霊が・・・?!」に改題)
このドラマ版「有閑倶楽部」も次回で最終回。
次回は「狙われた学園」(RMC13巻&文庫8巻収録)をドラマシリーズ最終回向けにアレンジ。
今回の放送の結末で生徒会室にいつの間にかCCDカメラが取り付けられ、
別室のモニターに映っていた有閑倶楽部を見た何者かがトカレフをもって・・・。
さらに、聖プレジデント学園に地上げ屋の影が・・・
有閑倶楽部最大の危機!
不可能を可能にするのが有閑倶楽部。
75分拡大放送で送る最終回、デカい花火、打ち上げようぜ!!