ドラマ「有閑倶楽部」私的解析ファイル・第4回 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

ドラマ「有閑倶楽部」私的解析ファイル・第4回

【重要なお知らせ】この項目は、まだ見ていない方、ドラマ化に否定的な方、未放送地域の方は

ネタバレに関する項目が含まれているため、閲覧をご遠慮ください


「有閑倶楽部」ドラマ私的解析、

今回はRMC版9巻&文庫版5巻に収録されている「愛すればこそ」を取り上げる。

ナルシストにして有閑倶楽部のお笑い担当(?)美童グランマニエのストライクゾーンの広さを

思い知らされたエピソードであり、オカルト&ミステリーの「有閑倶楽部」を代表するエピソードでもある。


金もうけだけが生きがいのどケチな婆さん、桜川きぬに一目ぼれされた美童。

(実はその昔、結婚寸前に病気で急逝したきぬの最愛の人と瓜二つだとか。)

心だけ乙女に戻ったきぬに、ドン引きモードの美童のラブラブぶりも最高潮に達した矢先に、

きぬがベランダの手すりから転落死。

ところが、きぬが残した遺言書に「全財産を美童に譲渡する」と書かれた事から大変なことに!

財産がもらえると思ってワクワクした親戚からは標的にされ、

きぬが大事にしていた人形に命を狙われるわで、コワすぎ!!!


①ベランダから転落し、頭から血を流したきぬの亡骸を目撃した場面は

 原作では悠理が目撃したが、ドラマでは花束を持ってきぬの邸宅に来た美童が。

②原作では美童が車に轢かれそうになるわ、駅のホームから突き落とされ落ちそうになったが

 「大使館員専用通路」の案内灯が美童の頭上を狙って落下し、

 危機を察知した魅録が美童めがけてタックル!

③親戚の持ったビールが美童の服にかかり、美童は風呂に入ったが、

 親戚トリオの1人がドライヤーを持って美童を感電死させようとしたが、

 原作ではコードをつけたヒゲそり用シェーバー。

 今時コード付きのヒゲそりシェーバーなんてないからね。(大体水洗いOKが当たり前)

 「このコード長かねぇ?」とプラグを鼻に刺して現れた赤西クンって、おちゃめ・・・。

④人形に引きずられ教室から転落した美童を、下の階の教室にいた清四郎が受け止め、

 転落したシーンはなかった。(結果、武道で鍛えているため、清四郎は打ち身だけで済んだ。)


まさに、コワくて面白いエピソードだったでしょ~!!!

”女は灰になるまで女”ということわざを思い知らされましたワ。

美童のストライクゾーンの広さをあらわすエピソードはもう一編ある。

RMC11巻、文庫版7巻収録の「愛してごめんなさい」で、

何と小学生の美少女から結婚の約束をされる(!)エピドードも読んでみた方がいいぞ。


次回のエピドードは悠理と清四郎が結婚?!の「剣菱家の事情」。

RMC10巻と文庫版6巻に収録されているので、今すぐ予習だ!