りぼんスペシャル・夏休み大増刊号(急)
続き!
◆「ヒロインでいさせて☆」(つわぶき杏)
外見ワイルドな彼に惹かれる彼女って、このパターン、先の「オオカミラバー」と同じ?
話はあっさりしているんですけどね・・・。
◆「太陽の名のもとに!!」(かるき春)
コマが多すぎ。かえって読みづらい。
◆「キミにハナムケ」(大詩りえ)
絵も話もあっさり風味。すっきりした感じ。
ラストのほうがとてもよかった。
◆「ラストライン」(杉本あきこ)
物語の堅苦しさが、ラストで肩の力が抜けた。
◆「P×P」(吉住渉)
’07お正月びっくり大増刊号以来の登場となるこのシリーズ。
聖桜学院高等部の生徒会副会長・姫乃るり(通称・姫)と
IQ250の天才少年・須佐祐真。
この2人は校内に出没する怪盗「P」。
手数料3万円で価値のない物なら何でも盗んでくれる謎の人物。
そして前回、メガネがキュート♪な新聞部部長の一ノ木睦美も加わりますます面白くなりそうですが、
今回は祐真の元カノからの依頼に姫がジェラシーを感じ・・・。
この作品を読んで、「さすが吉住渉、いい仕事してる!」感が出ています。
吉住渉のこれまでのキャリアを見てみたら、2つのジャンルに分かれている。
<恋愛にウェイトをおいた>
「ママレード・ボーイ」
「君しかいらない」
「ランダム・ウォーク」
「だって好きなんだもん」
「チェリッシュ」
「スパイシーピンク」
<読者が楽しめる事にウェイトをおいた>
「四重奏ゲーム」
「ハンサムな彼女」
「ミントな僕ら」
「ウルトラ・マニアック」
「P×P」
と、分類しましたが、少女漫画は恋愛が必要なファクターなんだけど、
そう一辺倒になってしまったら面白みが半減してしまう。
そういったバランスを保つことを吉住渉の作品で思い知らされた。
「ママレード・ボーイ」の成功の勢いで「君しかいらない」を発表したものの失敗に終わり、
その反動から誕生した「ミントな僕ら」は読者に笑ってもらう快感を知り、
りぼん読者に「ママレード・ボーイ」だけの漫画家じゃない!ってことを印象付けることに成功。
ずいぶん昔、「ウルトラマニアック」がTVアニメ化決定か?と思われたはずが、直前になり、
連載開始間もない「満月をさがして」が編集部のゴリ押しによってTVアニメ化になった際、
ネットの掲示板で「種村有菜のほうが吉住渉より実力がある」とほざいた読者がいた。
果たしてそうだろうか?
結果「満月をさがして」のアニメはテレビ東京系のアニメ史上最悪の結果(平均視聴率2%)を生み出し、
りぼんの社会的信用を失墜させた。
ね。こういう状況にもかかわらず、当時の編集部では種村有菜を強引にプッシュしたことと、
急激な若返り策によるベテラン勢のリストラがアダとなり、発行部数を大きく落とし、
ちゃおだけでなく、なかよしにも抜かれてしまいましたとさ。
先のほざいた読者を含め、今の読者全員は先が読めなくて頭が悪い。知恵遅れの人より頭が悪いよ。
このシリーズ、読者からの反応が高く、
オトシマエつけたいんだけど、そう簡単には終わらせてくれないと思いますね。
◆「ブランド『Peace』-恋人たちの使命-」(倉橋えりか)
まだ続いているぜ・・・このシリーズ。
ワタクシがダメ出ししたのによぉ・・・。
盛り上がりに欠けている。
最も問題だったのが、お便り募集のコメントでの・・・
扉で幼児レベルのミスをしました・・・!
コミックスで修正します(謝)
喝だ!
お前、この稼業何年やってるの?
これだから、画力面での短所(横顔や全体図のバランスの悪さ、デッサンのおおざっぱさなど)を
嫌悪する読者から指摘されるんだよ!
しかもコミックスで修正って、この作品のコミックス出す公算あんの?
アシスタントを募集するより、美少女ギャルゲーの絵師に弟子に行ったら?
個人的にはKey
で活躍する樋上いたるの方がいいかも。
<Keyの最新作「リトルバスターズ!」。全年齢向けです。
でつれづれなるままに書きまくったが、読みたい漫画が多くそろえていて、
読み応えは抜群。元の倍は取れると確信した。
これで満足しなけりゃ、ハラ切るか?